作品内容
君がくれた 恋の話をしよう
◆あらすじ
昔々、とある森の奥深く、強くて賢い一匹の狼がおりました。
狼はあるときひとりの人間の女の子と出会いました。女の子は狼を見てもけっして怖がったりはしません。
ふたりは沢山一緒に遊びましたが、女の子はやがて成長して町の女学校に行ってしまいました。
離れ離れになってしまっても狼は女の子のことを忘れることができません。
『今頃あの女の子は何をしているだろう』
『ひとりで寂しくなってやしないかなぁ』
『はやくまた、あの女の子に会いたいなぁ』
あくる日も、そのまたあくる日も、狼は毎日毎日女の子のことを考えます。
そうして、その日はやってきました。
◆キャラクター
ヴォルフガング
ある日主人公の前に現れた青年。
彼女が幼い頃に出会った子供の狼と同じ、『ヴォルフ』と名乗る。