ひかりを選んでしまうと沙夜は、主人公に対する好きという気持ちを抱いたまま大人になるとみています。
ひかりルートの最後に電話でやり取りするシーンがあって、大人になっても頻繁に連絡し合っているって雰囲気がありました。
まだ好きだという気持ちを抱いていて、独身を貫いているんだなと思いました。
逆に沙夜を選んでしまった場合、ひかりは好きという気持ちを仕事の方に向けるって印象です。
経験豊富そうな雰囲気を醸し出していながら、誘われても全て断る女性になるのではないかと。
その点に気づいた時は可哀想だなって感じました。
主人公はどちらを選んでも、選ばなかった方を好きという気持ちも残していたはずです。
つらかっただろうなと同情したい気分でした。
今回の作品は、上記の問題を全て解決してしまう凄い展開になっていました。
三角関係ではなく、三人一緒に好きになるという物語でした。
上記の問題を全て解決する物語になっていたので、考えを生み出すきっかけになった部員にグッジョブと言ってあげたくなりました。
どちらかを残すのではなく、まとめて好きになってしまうのが凄いところです。
しかも沙夜とひかりの関係が、子供の時と同じレベルにまで戻っています。
何でも言い合える関係であり、お互いのことを思いやることもできる純粋な関係に。
三人がお互いのことを好きだった時期でした。
その頃を思い出したんだなと、しみじみと感じました。
三人がずっと一緒にいられますように、と短冊に描くシーンがあります。
三人が旧暦の七夕を祝っているシーンです。
願いが天に届いて欲しいと強く思いました。
年を取っても今の関係を続けていて欲しいです。
もし沙夜が大人になって男の子を産んだら、コタロウに似た名前をつける気がします。
コタロウも沙夜にとってかけがえのない存在だからです。
主人公にとっても大事な存在なので、提案に賛成すると思います。