新着レビュー

前世では暴虐の限りを尽くした極悪令嬢だった主人公は、現世では罪を償うように地味OLとして真面目に生きている。前世で主人公を断罪した彼に、今世では優しく愛されて…。
人が良過ぎて皆にいいように使われている主人公に対して、優しく接し身体を労ってくれる上司がイケメン過ぎました…!こんなにも優しいイケメンが前世では主人公を断罪した張本人だなんて信じられない…!前世では不幸な関係の2人でしたが、現世ではラブラブになって欲しいですね…!早く2人がラブラブ甘々に結ばれる姿を見てみたいです…!

聞き及んでいた評判とはだいぶ乖離した行動や振る舞い、それに加えて、若干抜けた性格を露呈している部分など、「知っている」としたキャラクター設定とは別人のようなそれにさまざま疑問が残りながら進んでいく物語、シンプルに興味を惹かれるおもしろさがあります。

転生ものとして他とは違った切り口で展開する内容、個性があって好きです。

逆算すると・・兄弟はずいぶんと長い年月、ずっとこらえ続けていたんだなあと。
だとすればこそ、そりゃあいざ「願いがかなった」時には、こうしていろいろとこみ上げ、あふれ出してくるものもあるか。

とはいえ、ここまで露骨だとは思わなかった笑
自ら「ネコかぶってた」と宣言する潔さとともに、なかば強引なまでの行動力。

ヒロインの事を思うとかなり苦労がかかりそうですが・・マンガとしてはとてもおもしろい展開ですね笑

事故の、起きる前と、あと。
それに際しての態度の変化の描写が、非常に秀逸。
だからこそ、余計に辛い部分でもあるんですけどね・・。

でも、そこがあってこそ活きる作品でもあるので、読み手に「辛い」という感情移入をしっかりと味わわせる演出は、とても効果的であると思います。

そして、ヒロインの、けなげな性格を思わせる仕草のひとつひとつがすごく愛おしい。ぜひとも報われてほしいなと思わずにはいられません。

完璧に見える社長に弱点をあえてつくったり、欠点と感じた甘えさせてしまう部分をむしろ状況打開の理由に据えたり。
ほんの少しの工夫のようでいて、あまり他の作品にはないからこそ、しっかりと物語に個性と差別化がはかられていて、そういったストーリー構成が個人的に好きな点です。

絵柄としても、女性だけでなく男性にも受け入れられる系統と感じていて、物語含め、男女ともにファンを獲得できる作品ではないかと思っています。

ヒロインはもとより、お相手役である王もまた、とてもやさしく気づかいのある存在と言うキャラクター設定が、個人的にとても好ましく感じました。

極端な言葉を使うと、もっとオラオラ系な性格をしているのかなと思ってしまっただけに、気に掛ける言葉のひとつひとつがよりしみるように感じました。

物語りとしてはまだまだ序盤ですが、自分としては引き込まれるような魅力を覚えます。

貧しい家族を支える為に酒場でウェイトレスとして働く少女メリッサ。
酒場の客や、店の娼婦たちに優しくからかわれながらも健気に働く彼女が
ある日突然、呪われた王を癒す役目を持つ「祝福の巫女」の後継者に
というお話。
全体的に、悪い人出てこない感じは読んでいて安心感があります。
とはいえ、王様の境遇や、呪いの内容、祝福の巫女の役割など、謎は
深まります。
とにかく、一生懸命なメリッサが可愛いので、それだけでも十分に
読む価値あり。

仕草なども含めた人物描写が丁寧な事に加えて、背景などの情景描写もしっかりと形づくられているからこそ、日常風景などにおいての現実感が確立される。

そして、だからこそ吸血魔というファンタジー要素の設定も輝くのかなと。

現実味があいまいだと、ありえない展開が繰り広げられたところで「漫画だし」ってそっけなく受け入れられる形になってしまうんですよね。

この縦分けたものが入り混じることで、より際立っている部分の演出、すごく好きです。

世話好きの主人公は、雨の中、アパートの前で倒れていた少年を介抱する。彼は自分は吸血鬼だと言い、主人公は彼に抱かれてしまい…。
普段はあどけない少年だけど主人公の血を吸うとイケメンの青年に成長する…という吸血鬼少年の設定がとても面白かったです…!イケメンとのラブロマンスも、おねショタも味わえる贅沢な作品でした…!少年は、普段は生意気な態度をとってくるけど、主人公の血を飲まないと倒れてしまうか弱さを見せてきたりして、ほっとけない魅力がありました…!

ヒロインの、ちょっと夢見がちな性格とか。お相手役のちょっとした仕草や振る舞いだとか。そう言った部分が、TLコミックという少女漫画の延長線上にあるものと言う部分をしっかりと生かしていて、その世界観がとてもいい雰囲気を醸し出していると感じます。

ただ、こうしたジャンルにおいていわゆる王道とされるような、男性側の強引ともとれるような行動を極力抑えている点が、また他の作品とは違う個性を表しているとともに、キャラクターとしてとても好印象に感じましたね。