あーぽんさんのレビュー一覧

雰囲気の違う四者四様の様々なシチュエーションの詰め合わせ、とてもよかったです。前作とは違い、少々受け身の方向性っていうんだろうか、恥じらいを見せたりする辺りにとてもそそられました。シリーズごとにまるっと中身を変えてくるところに味わい深さがあると思います。前作にはなかった本番行為があるのも嬉しいところですね。

今作では悪側と言う設定はなく、あくまでも素の状態としての設定になっているのかな。詳しいことはわからないけど、正直、細かい事なんてどうだっていいんだ。ただめちゃくちゃにえろかったので、それが全てを満足に導いてると思うんだ。頭にドがつくビッチな雰囲気、最高に楽しめました。直接的に行為が描写されていないってことを忘れるくらい、満足感がはんぱないです。

言葉巧みに人の懐に潜り込んでくる感じ、その妙な説得力の生みだし方がやばい。特別な言葉を使わなくても相手を掌握しちゃうっていう、この絶妙な雰囲気の作り方がうまいんですよね、この作者さんは。主人公が言うように、本能レベルで抗う事を忘れてしまうほどの魅力の前には、どうしたって勝ち目がない、何をしようと負けてしまう、そんな男の弱さを題材にした作品、とてもよかったです。

絶対に危険だって、これはやばい状況だって、そうわかりきってるのに、それでも抗う事が出来ないって言う状況や雰囲気の作り方がいいなって思います。理性や言葉を超えたところにある圧倒的な魅力って言うんだろうか、そこに拘束力はなくとも心を掴まれちゃうんですよね。そういう人の弱さにつけこむ作品を作らせたら右に出る人はいない。この作者さんはそういう力を持っている。

販売順から言って、一番新しい作品ですね。これまで培ってきた技術のすべてがここに集約されているような、もっとも高いクオリティで形作られた内容で、自分としては、一番気に入ったと言い切れる内容でした。あまりにも気に入りすぎてしまったので、できればこれからもママさんに活躍の場面を与えてあげてほしいと思うのですが・・・いかがでしょうか?

どこまでいってもテーマから逸れることなく主題を貫いて形作られている。この強いこだわりは、自分と癖と一致しなくとも、十分に楽しめるだけの実力を備えていると感じます。そう、すべての人を飲み込むような空気をまとっているのだと思います。その意味で、どうかな?などと懸念するよりもまず一度触れてみる事をお勧めしたいと思っています。

シリーズを通しても珍しく本番行為を含んでいるというのが特徴の本作。さらにいうと、カテゴライズこそされていないものの、浣腸からの脱糞と言うシーンまで含まれている。苦手な人には注意が必要かと思いますが、個人的に興奮を覚える人間なので、正直「やったぜ!」とガッツポーズを決めてしまいました。あくまでも変態専用シリーズと銘打たれている作品なので、こうした方向性もまた出してほしいなと感じています。

怖いという表現こそ使われているものの、作中で実際にそれを実感させるような場面はなく、あくまでも奥手な主人公が内心として感じているものを使った言葉であるというのは先んじて申し上げておきたいところ。ここがあるから手を出しにくいと思っている人がいるとしたらこんなにもったいない事は無いので、ぜひとも臆せず読んでほしいです。むっちむち具合が最高なので、そこを求める人にはうってつけの内容です。ただ、セリフなどの配置はもう少しだけ配慮してもらえると更に読みやすくなるでしょうか。

むっちむちママとナイショのおせっせ。他の作家さんも近年多く触れるジャンルだとは思いましたが、この作者さんにはこの方でしか出せない魅力がありましたし、そう言った部分をとても気に入っています。ただ、コマの割り振りなどはもう少しだけ配慮されるといいかな。吹き出しの位置なども「あれ、次はどこを読めばいいの?」と思ってしまう事もあったので。そういうちょっとしたひっかかりはありましたが、そこを考慮しても十分に満足はできるので、まずは一度手に取ってみる事をお勧めしたいです。

作品としてのタイトルを偽ることなく、更に言うと逆転する状況もなく物語が進んでいく。興味を持った人を最後まで裏切る事のない内容がとてもいいとおもいます。絵の質も上々ですし、個人的にはとても評価できるものと感じていますが。ただ、後半ではふたなりをメインにする場面があったのですが、その点はジャンル分けなどでも一切触れられていないので、苦手な人には注意してほしいところ。そういったものに敏感に反応してしまう人もいるので、少し配慮してもらえるといいかなと思います。