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「誰も居ない部屋 見知らぬ男の囁く声が聴こえる-天上かなめ-」 へのレビュー

    • 2020年08月29日
      レビュアーオススメ!
      かなめさんは、一般には理解されにくい感性の持ち主です。
      自ら命を絶つ事も、それに他人を巻き込む事も厭いません。
      画像資料を見れば、彼がいかに繊細で、病むだけの理由のある生い立ちかが窺えますが、生きるのが嫌になったというだけあって、幽霊になってからの方が楽しそう。
      お出迎えのお約束「ご飯にする? お風呂にする?」の後に、「それとも成仏?」と続けちゃうのが、いっそ微笑ましいです。

      どうせ彼女も自分と同じ存在になるんだし、生者と死者の垣根なんて関係ないよねとばかりに、性急に求婚してくるかなめさん。
      応えて貰えないと金縛りにしたり、絶頂寸前でお預けしたりと、脅迫じみた手段で誘導しておきながら、いざ承諾されたら「幽霊と結婚するなんて馬鹿」みたいに言ってくるの酷くないですか。笑
      事故物件だけど、彼女が入居したくなるような明るさを醸し出すという罠も張ってましたし、色々嘘も吐いてたじゃないですか……。
      かなめさんに一目惚れされた時点でDEAD END不可避とか、何という無理ゲー……。笑

      ヒロインを激しく犯し、「愛してる」と言いまくり、かなめさん的に最高に盛り上がってるところで、突然ふっと静まり返る演出が怖すぎます。(あの瞬間、ヒロインが「連れて行かれた」んですかね)
      しばらくして戻って来たのは、時計が無常に時を刻む音だけというのがまた……。

      かなめさんが生きている内に会いたかった! と思われた方には、ifルートである「何でもない優しい朝に~」をお勧めしておきます。
      幽霊はちょっと怖いな~という方は、あちらから聴いてみるのもいいんじゃないかと。
      あれでかなめさんの事が愛しくなってきたら、本作に挑戦する勇気も出てくるんじゃないでしょうか。
      あちらのやる気なさ過ぎるラジオが好きだったんですが、本作のインタビューのフリーダムぶりにも笑っちゃいました。
      流石かなめさん、どこまでもブレないなー。
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