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「暗がりのインフェルノ」 へのレビュー

    • 策士×見られたらマズい状況×耳元での囁きという掛け合わせの破壊力を、まざまざと見せつけられる作品です。
      消灯した後部屋に来て、なんて怪し過ぎる伝言を鵜呑みにして布団に潜り込むなんて、何と大胆なヒロインなのかと驚きました。
      この策がまんまとハマった時、実は比嘉君も内心複雑だったでしょうね……。
      美味しく頂けた(脅迫材料もできた)事は嬉しくても、それは彼女の先輩への想いが本物である=彼に脈が無い事の証明にもなっていたわけですから。
      (キャストトークで片桐さんが仰っていた、恋というより憧れという解釈も説得力ありますが、それだけで女の子が体を捧げようとまでするかな? という疑問もあるので)

      最初に酷い騙され方した時点で、もう比嘉君の言う事は一切信用してはいけないと分かりそうなものを、何故告白に協力とかいういかにもな口車に、また乗ってしまうのか……。
      単に頭がゆるい子とも解釈できますが、「カラダは俺を選んでる」って台詞が示唆するとおり、完落ちも時間の問題なので、騙されたフリでわざと抱かれに行ってるようにも思えます。

      比嘉君は彼女の変化をレンズ越しで見てたんだから、はっきり「好きだ」と言ってあげるだけでぐっと進展しそうな気がしますが、そうしないのは決定的にフラれてしまう事への恐怖からですかね。
      そんな弱さもまた彼の魅力かも?
      負の感情でもいいから彼女の心に刻まれたいというヤンデレじみた願望が窺えるので、本編の意地悪続行ルートもそれはそれで……。
      常に自分の事を意識させる事で、徐々に彼女の心の天秤を先輩から自分へ傾けようとするなんて、いじらしいじゃないですか。

      彼の意地悪は生来の気質なのか、叶わぬ想いに身を焦がして病んでしまったからなのか……。
      後者であれば彼女が彼を選べば、普通に優しく愛してくれそうな気もします。
      合宿後の2人の関係がどう変化するのか、気になって仕方ありません。

      20人が役に立ったと答えています

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