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…というくらい、あまりにも“八尺様”でした…片桐さんの人外演技には絶大な信頼を置いていたのできっと素晴らしい八尺様を演じてくださっているに違いないわ、という期待値を軽く上回る八尺様を届けてくださった片桐さんには感謝と敬意を表さずにはいられません。実際に日本語を喋る人外と接したことはないけれど、「あ、人間の枠に入る生き物じゃない」ということを脳みそにズバンと理解させてくるんですよね…言葉は喋ってるけど意思疎通ができない感じというか。
八尺様という題材に惹かれて購入させて頂いているくらいなので日頃から人外萌え、怪異萌え的な気持ちを持っているわけなのですが、もう、ふつうに怖かったです(笑)初めて洒落怖で八尺様というお話を読んだときに感じた不気味さとそれでも妙に惹かれてしまう不思議な心地をまさに感じさせられました。きちんと(?)ホラーとしても成り立ってしまうのがDestructionさんの作品の、片桐さんの演技の凄まじく素晴らしいところのひとつだと感じます。
自分は本来行為の最中に狂ったように嗤われる展開は苦手なんですが、こちらの作品は没入感が凄まじいため良い意味で怖くて最高でした(笑)怖くてプルプル震えました…(笑)全然笑い事じゃないんですけど、(笑)とか言ってないとブルッちまうくらいには怖かったです…ちゃんと怖いのほんと凄いですよね…いや、わたしがホラー好きな割に怖がりなのもあるとは思うのですが、それを差し引いても絶対怖いです笑。
八尺様の解釈や設定も凄くよくできてるな、と感じました。八尺様♂という存在がどうして生まれたかどういうことなのか、主人公ちゃんが足を踏み入れてしまった村はどういう世界だったのか、本編でチラッと触れられていたところでは実際どんなことが起きていたのか、等等の特典部分だけでも凄く読み応えがありました。
文字数が危うくなってきました…最後に、八尺様♂は実在していました