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「屠られ彼氏~シチュ彼屠畜場~」 へのレビュー

    • あの凶兎凶さんが手掛ける最後の作品ということでとても身構えていました。しかし、いい意味で予想の上をいく作品でした。
      それまでの凶兎凶さんの作品とは一風変わっております。グロもヤンデレもありません。

      一つだけ、ネタバレをすると、登場する「彼」らはシチュ彼に成る存在です。文字通り体ごと。作られては消費され捨てられて忘れ去られていく存在たち。

      これでもかというくらい、メタな発言が盛り込まれています。人を選びます。とても刺さる言葉がたくさん散りばめられています。自己投影して聴いている人や特定のシチュ彼に愛着を抱いている人にはもちろん、壁で聴いている人にも。
      これは全てのシチュ音声を聴く私たちに投げかけられた言葉であり意思であり警鐘でもあり。絶望でも希望でもあります。

      作品の中で彼は複数人出てきます。それを演じる片桐さんの声色と演技の幅広さは、前から知っていましたが、この作品でより一層すごさを突きつけられた気がします。この演じ分けも込みで、作品を彩る重要な要素、素敵な一助となっています。

      人は選ぶので難しいと思いますが、シチュ音声を聴く全ての人に聴いてほしい作品です。

      9人が役に立ったと答えています

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