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元盗人の五十路の男、というキャラクターの設定に堀川さんの演技も、酸いも甘いも経験してきたような枯れた声のトーンも見事にぴったりで、没入できました!
夫役の深川さんも上手い具合にヘイトを溜めてくる下劣な男を演じていてそこも作品の見所だと思います。
ヴリギは夫に汚されたヒロインの心も体も、美しいとすべて受け止めて愛してくれます。
若いキャラクターであれば「許せない!」と激昂してもおかしくない場面で、彼は静かに労ってくれます。
こういった些細な箇所で年齢特有の余裕だったり、「私の方が先に…」といった憂いを感じさせるような言葉に切なくなったりするのがこの作品の魅力だと感じていて、すごく好きです!
愛し抜く、しかり彼が口にする言葉の重みが心地良く、心が暖かくなりました。

濡れ場のシーンは淫語も言っていますがどこか上品!笑
好きなシーンは本当に数え切れないですが、「私の女になると言え。たわ言でいい、ざれ言でいい」「いいですと言ってくれ」この言葉を言っているシーンが特に好きです!悲願するような響きがあって胸が締め付けられました。

"その時"が来る時(体が持つ限り)まで毎晩ずっと
ラブラブでいてくれ～!!って思いました笑
素敵な作品をありがとうございました!