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忌々しいエロ広告に釣られて購入をキメた神作品。
広告から漂うインモラル耽美な退廃的雰囲気は、ひと目見ただけで凄みを感じさせる。息を呑むほどのエロティックな世界観は濃密で他では味わえない作品。
何度も読み返してるけど毎度興奮する。「気休めに読み返してみようかな?」ってページめくったらもう世界に飲み込まれて最後まで読んじゃう。吸引力の凄いエロ本。
その上、ストーリーがまた良い味だしてる……男に感情移入しちゃって、涙なんて流しちゃったり……。
しかもちゃんと純愛なんです……それが最高……藤緒が可愛くて仕方ない。
藤緒は性自認が不安定で、男として扱ってほしいと家族との仲が若干拗れている所から始まるんだけど、未発達な身体が少年と少女を行き来して、かなりドキドキする。
しかも白ブリーフを履いている。後れ毛。鼻血。足裏。
主人公(?)の男は、かろうじて藤緒と一線を越えないように挿入は絶対しないと決めた上で性的行為を行うが、藤緒はアナルセックスに対して「男同士のセックスだから問題ない」と誘ってくる。おかしい。興奮しないわけがない。
未熟な身体に対する性的魅力と素晴らしさを思い知った作品。藤緒、好きだ。