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「ぜったい結婚しような、おねーちゃん ~地雷メン地下狂詩曲~」 へのレビュー

    • 2023年08月01日
      レビュアーオススメ!
      一度闇というものを取り込んでしまうと、何を足そうが引こうが掛けようが割ろうが、闇は闇でしかないんだよね。
      そんな中に稀に差し込む一筋の光に対して縋って抗うより、その光自体を引きずり込んで一緒に沈めてしまう方が楽ちんなのかもしれないなぁ。

      ―――なんてぼんやりと考えながら、聴いた作品でした。


      メンズ地下アイドルの運営兼リーダーのかなたと、同じグループに所属する音信不通となっていた弟のしゅうま。

      二人とも系統は違えど営業があまりにも巧み。
      ガチ恋勢をわんさか抱え込んでるのも頷けます。
      メン地下に限らず推し活をしている人間からすると、この「営業」の裏表は心が血反吐を吐くレベルでリアル。
      けれど逆にここまで徹底して「理想の推し」を演じて金ヅルとして頼って堕としてくれるのであれば、本望とまで言えるやもしれません。

      無理矢理、キメセク、拘束、玩具、スパンキング、近親、複数と言葉にして羅列をすると、とんでもなくハードにも思えるプレイ内容。
      けれどこの鬼畜の所業とも取れる行為を打ち消し包み込んでくれる甘さと切なさに、心が一切合切持っていかれました。

      きっとかなたは、こうなる事を全て見越した上でココに姉ちゃんを呼んだのだろうな、と。
      そしてしゅうまは、だからこそ連絡を取らないという手段を以って姉ちゃんを守りたかったのかもしれないね。

      個人的にはこのEDは大団円であるとまで言えると思っています。
      しゅうまのあんなにも幸せそうな姿が見れただけでもう…ね。
      おま、それ嫌がってたやつ!絶対に姉ちゃんとオソロだろう!?なぁ!!!と心の中で叫んでアメ爆したのは、私だけではないと信じています。


      一つ歯車が狂えばきっとまた脆くも崩れ去るハリボテのお城。
      でも今だけは、三人…否、二人にとってかけがえのない場所。
      このお城が再び歪みが入り廃れてしまうその時まで、優しいアングラな世界で一緒に生きていこうね。

      ぜったい結婚しようなー!!

      78人が役に立ったと答えています

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