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「乙女ゲームのモブ令嬢は今日もセックスを断れない~バルバトス編~」 へのレビュー

    • 2023年06月26日
      レビュアーオススメ!
      各ルートでそれぞれのヒーローと出会い、様々な想いと快楽の中を駆け抜けてきたモブ令嬢シリーズもついに完結編。

      待ち受けるのは、ラストに相応しいリーサルウェポン感を前作のチラ見せからむんむんに醸し出してくれていた、佐和さん演じる魔王バルバトス。


      冒頭からあまりにも巧みなダミヘの使い方で「ここ(そこ)にいる」という絶対的な存在感を浴びせられてゾクゾク。
      恐怖に慄きながらも、暴力的なまでに妖艶な色香とお声に囚われ、身体は籠絡待ったナシ。
      熱い吐息と共に舌を捩じ込まれ嬲られ、私のお耳は無事液状と化しました【完】

      ―――なんて生ぬるい事はもちろんさせてもらえず、壊疽王バルバトスという存在そのものを心にも身体にもジワジワと刻み付けられていきます。
      長大なソレ、大いに気になりますねニコッ

      それぞれのルートで新しい自分となりながら、愛を育みストーリーを進めていく。
      そんなまさに乙女ゲー感覚で我々がこのシリーズを楽しむ最中、バルバトスはずっと孤独の闇の中でもがき苦しんでいたんだね。

      自分以外を選び幸せそうに笑う姿を否が応でも幾度となく見せつけられて。
      繰り返される残酷なストーリーの中で図らずとも得た知識で与えてくれる快楽。
      それと共に楔のように打ち込まれる彼の苦しみに、胸の奥がぎゅっと締め付けられる思いでした。

      そして両側から迫られる「君が選ぶんだ」という最後の言葉。
      自らの意志で行き着くEDを決めなければいけないというのが、本当にゲームの選択肢をクリックして進んでいくかのようでニクイ演出だなぁ、と。

      その先に待ち受ける未来は、どうかご自身で選択し、ありのままを感じて受け止めてもらえればと思います。
      ただ一つ言えるのは、どちらを選んだとしても何をも凌ぎ、全てを超越する深い愛がそこにはありました。


      ラセルさんがもつ淫靡で甘美な世界観が十二分に詰め込まれたシリーズ、最後まで本当に楽しませていただきました。
      ありがとうございました!

      25人が役に立ったと答えています

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