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「Dom/Subユニバース~苦悩する本能~」 へのレビュー

    • 2023年08月21日
      レビュアーオススメ!
      Dom/Subユニバースが、別キャラでシリーズ展開されるとの事で楽しみにしておりました!

      特殊な第二次性、そしてその中でも個人が持つそれぞれの特性への苦悩や葛藤。
      コマンドプレイも醍醐味ではあるのだけれど、その辺りの精神面での描写が、今作では色濃く出ていたように思います。

      司さんは困っている人を助けずにはいられないような優しい性格な反面、Domとしては高い加虐性の持ち主。
      自身のその特性で他人を傷つけまいとするあまりの自己犠牲の精神に、思わず心が痛くなってしまう。

      きっと今までどんなに辛くても「自分はSubだから」と諦め、目の前の現実を受け容れてきたヒロインちゃん。
      「嫌なことは嫌と言っていい」と諭し続けてくれる司さんへと彼女が心を開き、惹かれ、どんな彼でも受け止めたいと願う事は必然で。

      そしてそんな想いに応えたいと差し伸べられた手を取る司さんが、Domとして、一人の男性として彼女へ歩み寄っていくまでの過程が、この180分に刻み込まれています。

      恐る恐る開放されていく司さんの加虐性に関しては身体や心を痛めつけるられるものではなく、「自分の為に頑張ってくれている」という愛する人への喜びであり、悦びでした。
      むしろちょいちょい冷静になる司さんに、どうぞ続けて下さい(要約:はよ)となるレベル。
      でももうその優しさすらもどかしいんじゃい…と焦れったく思う頃には、既に絶対的な力で抗えないように支配されちゃってるんだよな…最高か。

      そして彼に「Domでよかった」と思ってもらえる存在になれた事が、何より嬉しかった。
      ヒロインちゃんが指定したセーフワードに感動する司さん、可愛かったナ…!

      長年苦しみ続けた二次性をもって、お互いがお互いを救い合える関係性になれた事って、きっと奇跡のような出来事だよね。
      肉体と精神が共に満たされることで得られる、まさにサブスペースのようなあたたかな多幸感で胸がいっぱいになれる作品でした!

      57人が役に立ったと答えています

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