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「Saint Foire Festilal/eve Evelyn5」 へのレビュー

    • 2022年03月09日
      レビュアーオススメ!
      サンプルにもあるように、バートラムの本心が明らかになる第5巻。
      1から4はイヴリンの体当たりの問いかけに
      バートラムが適当にはぐらかす、という流れが
      パターン化していましたがついにそれが破られます。
      ほかならぬバートラムの手で。
      修道院行きが決定し、もうあとがないバートラムは
      「最愛の友達に裏切られた」と泣きながら
      (泣いてないけど、泣いてるだろあれ)イヴリンを抱き、
      イヴリンは長年の片思いの相手からやっと返事をもらえたと
      喜びながら果てる。
      安心??してください。今回もイヴリンの片思いです

      月並みな言葉ですが、男女のあいだに友情は成立するのかという
      永遠の課題がテーマなのかもしれない。
      ここまですれ違ってしまうと修復は不可能では…と思わなくもない。
      悲惨は話が多い作者さんの作品の中では、めずらしくハッピーエンド臭がしていたのですこし残念です。

      バートラムもイヴリンもいろんな意味で、
      当時の感覚からズレすぎていて
      家族にも誰にも理解されない社会的なハミ出し者。
      運良く出会えた「似たもの同士」だったんですね。
      幼いバートラムはどれだけ嬉しかったんだろう。
      それなのに、イヴリンはバートラムに恋をして、バートラムが嫌う「神」に誓うキスをねだる。心情を想像するとやりきれないです。
      でも別にイヴリンが悪いわけでもないし。
      少数派の不遇、性の不自由という意味では
      現代のLGBTに通じるものもあるかも?
      バートラムの背中の折檻?のあと、という謎を残しつつ次回も楽しみです。

      13人が役に立ったと答えています

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