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それは昔々の出来事。小学校に行くお兄ちゃんに、まだ小さい妹が抱きついて、出かけちゃイヤイヤと泣いています。

「なにがあっても離れ離れになったりしないよ ～兄妹なんだから ずっと一緒にいるからね」

久我兄弟、天野兄弟、…
同人では、様々なきょうだいたちの愛を描く偏愛(支持☆)の作家の『四ノ村兄妹』シリーズ2話目です。

今回はお兄ちゃん視点。
冒頭のとか、「彼氏作るなら俺よりイケメンじゃないと許さねえよ～?」→「いないもん、そんなひと」とか、かわいい過去エピに絡めて明かされるお兄ちゃんの気持ちと、その変容、それを踏まえた、穏やかで距離感が近くて遠慮が無い、ふたりの日常のえっちが描かれます。

遠慮と見栄で他人には聞いたり言ったりし難い事も、言葉にできちゃう親密な兄弟のえっち。
いや確かに、第一話でもバックの体位はありませんでしたね(笑)

行為の快さに泣き咽んじゃう妹を見おろしながら「ガキの頃は泣かせたくねーとか思ってたのに」なんて考えちゃうお兄ちゃん。いやソレは意味が(笑) モノローグや会話にそこはかとなく漂うユーモアも作品の魅力です☆
とろとろにゆるんだ妹ちゃんの表情から垣間見える、何もかも委ねても安心の相手との、無防備な、解放された交わり。
ずっと一緒に育った兄妹カップリングならではの、心地良い空気感です☆

お互いもうこの世界で唯一無二とわかっちゃった兄妹の、親密な関係性の場面を愉しむ綺麗な一篇☆

それにしても、もしも冒頭の場面がビデオか何かで残ってたら、妹ちゃんどうするですかね(笑)