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趣味が実益に、催眠術タレント営業で食ってる男の元に、旧知の女が個人的な依頼を持って訪れます。
大学時代恋人だった二人ですが、女の生活上の事情で自然消滅しただけで、遺恨とかはありません。

女の依頼は「私に、えっちになれる催眠術をかけて」。

いだ天ふにすけ先生の同人新作は、人生で傷ついた女の、やり直しと癒しの物語です。

モラハラに苦しみ、最後は夫の浮気で破綻した結婚生活。
そのせいで自信を失い、おどおど気後れ癖がついてしまっている女。
昔の関係に未練が無いでもない男。
女の依頼には相手に期待がある流れですし、性知識の白紙化も、治療の名目の影に男の感情がちらちら…
深読みを誘う身振りが楽し☆

このお話の催眠術は、深化法の描写もある、現実の催眠術ベースです。
施術の間の記憶も保持しています。
位置付けも人生やり直しのツール。ちょっと珍しい扱いですね。

そして、女の肉体の方は、今までの人生でしっかり開発済☆

ぷにぽよの女体が快感によじれうごめく生々しい画面。
何も知らない状態なのに、急所の感度は最高値。「教え込まれる」快楽に、混乱しつつも流され相手を受容して行く女。
感じてえらいと褒められて喜ぶ表情、結局ここが問題の核心です。
挿入される「断面図による性教育解説」が奇妙な味わいを添えます。

そして女に煽られるように、回を重ねる毎にオスみを増してゆく男。
女の激しい反応に、他の男が女の身体に残した痕を感じて嫉妬してみたり…

激しさを増す行為と、気持ちの盛り上がりが同期した進行は、読む側の興奮も高めます☆
クライマックスの、男の赤裸々な交際宣言は、別の意味でも楽しいですよ☆

そして、愛と欲求を自然に受け止めてくれるパートナーを得た女の、緩んだ表情のアップ。
とてもきれいに見えます☆

回り道の末に最後は収まる所に収まった男女☆ 良いお話でした☆

おまけの4コマもいい具合のほのぼの☆
女子に「ケーキを無限に食べたくなる催眠」を掛けるなんて…w