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最推し瀬内さんご出演の作品で、息をするように買っておりました。

サムネイルの彼はとても優雅にヴァイオリンを弾いていて穏やかな笑みを浮かべているけれど、お話が始まってみればヤンデレそのものでゾクゾクしました。

トラック1で音楽が鳴り止んですぐ、手枷足枷の鎖の音。わあ……思っていたら始まった口付けの、合間の吐息がもうたまらなくえっちでした。

作品は10年前なので当然お声も若い。それでもこの色気で、吐息。少し高めのお声が若さを感じさせ、それがこの千尋くんのイメージとぴったりでした。

実際にコトがはじまってからも手枷足枷の鎖の音はしていて、だけどもそれに加えて聞こえる布ずれの音やおもちゃの音がいやらしかったです。そこからは果てるまで、もう千尋に愛されまくります。この時の呼吸音や息継ぎや何もかもが、もう、「極まって」いたように感じました。最高でした!

SEの有り無しではなくて、BGMの有り無しが用意されているのも選ぶ楽しさがありました。更におまけとしてバッドエンド(こちらもBGMの有り無し)も用意されていますが、ヤンデレは得意じゃなかったし、他の方のレビューに「怖かった」と書いてあったのを見たので、バッドエンドトラックは聴いてません、ごめんなさい。怖いのはちょっと刺激が強いのかなーと。ヤンデレに慣れた頃?に、聴いてみようと思います。

で、ハッピーエンドのみを聴いたわけですが、千尋のモノローグからのラストがとってもよかったー!
少々強引なはじまりだったけれど、千尋は過去の呪縛から解き放たれたんだと思ったら涙ぐんでいました。彼女にした事の根底にはそれがあったのだと知って、千尋がかわいく思えてきて……。
瀬内さんの演技もすばらしかったです、うまい。

王道のヤンデレではあるけれど、彼女を傷めつけるような行為はないので、ヤンデレ初心者(そんなのあるのか)さんも安心して聴けるかと思います。