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聴く前に作品紹介を読んだ時点では、皆実さんからの溺愛をデュフフと楽しみにしていたのですが、聴きだしたら皆実さんにはもちろん、葉擦くんにもすっかり心を持ってイカレました。…めちゃくちゃイイーー!!
「monoBlackにしてもだいぶバッドエンドな雰囲気」という説明書きに若干不安があったのですが、聴き終えたらもう虜。
Tr.5の18分を過ぎた辺りの皆実さんの狂気の笑い声にゾクゾクし、こんなシナリオが書ける人、こんな笑い声が出せる人、こんな薬効果のSEを考え付く人…天才だ…と聴いてるこちらまで興奮で狂気じみた笑みを浮かべてしまいました。
その後SE無しバージョン、声だけバージョンも聞いて、やはりフルSEで聴くのが最高…!あぁぁ…この作品をまだ聴いていない人が羨ましい。その人はこれから人生で初めて狂気の笑い声を浴びられるのです…(何度でも浴び何度でも目に光を帯びますが、初めの時とは違います…)
葉擦くんのウィークポイントに関する伏線張りとその回収に興奮でグワァァァとなり、また、最後に3人が揃う空間があり、まるで視覚的に舞台を見ているかのような臨場感と緊迫感を感じました。本来ならきゅんポイントの手を握られること、「大丈夫」「よしよし」に戸惑ってしまうとは…なるほど、バドエンとはそういう…
作品が終わった後の、その後の3人の生活を想像し、誰かとすぐに感想を話し合いたくてたまらない気持ちになりました。
仄暗い閉鎖的な村での考え抜かれた物語。音で空間を表現する手法(最初のTrからもう古い屋敷の匂いや暗さ、シンとした空気の冷たさまで感じました)。他の追随を許さない至高の作品です。確かに、はんざい要素を含む作品なので聴く人を選ぶとは思いますが、肉体を傷つけられる等の酷いことをされる訳ではないし、興味があるけど少し怖気づいている方がいるなら、ぜひチャレンジしてほしい作品だと思いました。