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この作品は、ヒロインちゃんへの愛が無いわけではなく、好きなのに逃げられたことで気持ちがねじれて、憎しみに転換し好きと憎しみがメビウスの輪のように、表と裏をぐるぐる廻っているように感じました

説明だけ読むと怖そうですが、序盤に一翔くんが恨みつらみをヒロインちゃんへ語るとき、俊樹くんの相槌が完全にラップのそれで、聴いててどんどんテンションが上がり、これから起こることに期待が高まったのは私だけではないはず

実はずっと『ヒロインちゃんを媒介にして男2人が盛り上がっている』という作品聴きたいなーと思っていて、正直、無理だろうと思ってたのに生み出してくださったサークル様には感謝しかありません(号泣)

一翔くんと俊樹くんは友人で、偶然ヒロインちゃんに捨てられた者同士というのもあり、2人がとにかく仲が良くて最高!
やってることエグいのに、ヒロインちゃん空気にして2人で盛り上がってるのが一周回ってアオハルに感じるバグが生じたくらい、ドM垂涎の雑な扱いに痺れました

もちろん定期的な言葉攻めで仲間に入れてくれる安心設計☆
俊樹くん演じる乃木さんのコミュ力高め陽キャな話し方から「今お前言い方違ったよな?」な、愛情0完全躾モードへのギアチェンがどストライク過ぎて言われる度に五体投地したよ
逆に、一翔くん演じる羽柴さんの、口では憎しみを言いつつ、根底ではヒロインちゃんを愛しているのが伝わってきて、でも今は憎しみを解消したいんだよね。分かってる、よっしゃこーい!と思わせるオラオラで行為激しめなのに、母性爆誕させる演技も最高です

一番好きなのはTr.4で「嬲(ﾅﾌﾞ)る」って漢字を擬人化したシーンがあって、ずっと川の字で寝てる男女のイメージだったので、なるほどコレか!となって大興奮でしたエグいけど…
一翔くんのダジャレで一瞬空気止まって、無かったことにしてリスタートするの無視しない俊樹くんに爆笑w
だから2人とも仲良しだな