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死んでしまいたいと思ったヒロインが出会ったのは人を消す事を生業とする男性。
彼は裏稼業に長年身を染め、彼女は彼女で自分の人生に居場所を見いだせていない。

そんな彼女を拾い、猫として飼い始めた彼。
猫ちゃんがいる事でぐっすり眠れる事に気がついたり、今まで実は孤独だった事にも彼は気付いたんじゃなかろうか。

彼女は彼女で拘束されているのに意外と自由に、のびのびと猫ライフを受け入れているように思えるし、居場所がある事に安堵しているのではなかろうか。

どちらも人に必要とされずに生きてきた者同士。
共依存ではあるんだろうけれどそもそもに共鳴し合っている感が強い。
人に必要とされたい、自分を見て欲しい、自分の居場所が欲しい
根底にあるぽっかりと穴の開いた感じがどこか似ている2人だからこそ共鳴し、言葉にせずとも理解し愛せる。そんな絆なのかな、と想像が膨らむ。

出会えて良かったね。と本気で思えるカップリング。