レビューを報告する（情報入力）

切なくて優しくて良いお話でした。
人と違う変わった「力」を持った律人くん。力を持つが故に人と距離を取って寂しい人生を送ってきたところに彼女が手を引いてまた温かい場所に連れ出してくれた。律人くんにとって彼女は温かな光で失いたくないから「力」のことを隠し、「力」を彼女に使わないよう必死だったことがすれ違いの種になってしまった。
律人くんの不器用な愛し方が聴いていてとても切なくて愛しかったです。「力」を悪用してまで必死に繋ぎ止めようとする姿が切なくて、ヒロインちゃんもきっと律人くんが何か抱え込んでることに気付いていて、でも話してくれないし信頼されていないのかも…えっちも淡白で私じゃダメなのかな?って思っちゃったんだろうな…
抱えてたものを明かされて、愛されてたことは分かったけど「力はもう絶対使わない」って律人くんから一方的に約束されて、不器用で自信のない律人くんは相変わらずで、まだまだ信頼されていないなって寂しい気持ちになりながらも見守って「大丈夫だよ」って側にいて受け止めるヒロインちゃんとても優しくていい子だなぁと。
律人くんもヒロインちゃんもお互いのことが好きだし、とても優しいいい子なんですよね…だからこそ切ない。
今回すれ違いを経験して話し合うことができた二人なら、この先もきっと大丈夫だと思えるし、幸せになってほしいなと思います。
SSが出会いとアフターストーリーになっているので、SSまでぜひ読んで頂きたい作品。

えっち部分もとても良かったです。特典の律人くんのりひとくんをヒロインが気持ち良くしてあげるトラックが、律人くんの喘ぎがめちゃくちゃ可愛くてオススメです。

金森さん初めてのヤンデレ作品(私としては律人くんはヤンデレとまではいかないかな?と思ってますが)だということで、お話しされてるのが可愛らしかったです。
そして金森さんのお声好きなんだなってこの作品で自覚しましたw