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周り人間は全てプログラミングされたロボットで、自分以外は全て嘘なんじゃないか。このだだっ広い世界の中で強烈な孤独感に苛まれているのは自分独りなんじゃないか。
そういった言語化できない苦しさを心のどこかに抱えてる人にこそ、聞いて欲しい作品だと思いました。

音声作品にしては珍しく独白パートが多めで、どこか哲学的でありながら無責任にこちらを肯定せず「貴方はここに居て良いんだよ」とただ優しく背中を摩ってくれるような、独特の雰囲気を纏った良作です。

セックスパートも穏やかで、単なる性行為というよりはお互いの存在を認め合い、慰め合うような優しさに満ちた時間でした。声優さんの声質もピッタリハマっています。

生きるとは何か、自分とは何か。世間では思春期という矮小な言葉に当て嵌められてしまう悩みの答えを、大人になった今 少しだけ貰えたような気がします。