2024年10月23日
サンプルのお声が好みで、お恥ずかしながら今さら世見たづねさんデビューさせて頂きました。
これが買って大正解といいますか、想像の何十倍…いや何百倍も良い作品でした!!
作品の舞台に合わせた海外“風”なセリフと、世見さんのヘラヘラ胡散臭い演技がドンピシャ。吹き替えドラマのようだけど、決してわざとらしくなくて。
あくまで全体的に“風”なワードセンスが絶妙で素晴らしいんですよ!
行為自体は中々エグい事してるんですけど、後半に向けてストーリーが構築されていき……エロだけかと思いきや、起承転結しっかりしていて感動しました。
最後まで聴いた上で、もう一度最初のトラックを聴くとセリフにちゃんと伏線張られてて2度目のゾクリ。
世見さんデビューにこの作品を選んで良かった。というか、この作品と出会えて良かった。
個人的にジャックのヒロインの呼び方が、とても好きです♪
2024年10月23日
2024年10月23日
2024年10月23日
若い女警部視点で描かれた物語で、ストーリーは怪盗ものとして王道的でツボをおさえた流れになっています。
暴力的な表現がなく、気楽に読める描写と程よいボリュームで、エッチシーンとのバランスもいい作品です。
主人公の女警部の窮地を宿敵の怪盗が助けるのもお約束な展開ですが、カフェでマスターとの会話が事前にあったのでエッチシーンへの流れに違和感もなく入れるのもいいですね。
不意打ちのキスでドキドキして、怪盗の愛撫で絶頂するまでの恥じらう姿が可愛らしいです。
怪盗が女警部を救出できた理由も惚れていたからというのも納得。
読者にあらかじめ正体を仄めかしていたので違和感なくエッチシーンに没頭できます。
丁寧な口調であっても強引で大胆なところが如何にも怪盗らしく、彼にとって1番のお宝を悪党から盗んだのですから女警部の扱いが丁寧なのもいいですね。
強引でも指使いは繊細かつ的確に女警部の敏感なトコを責めるシーンはかなりエロいです。
怪盗が女警部に素顔を晒すと、現れたのは密かに恋焦がれていたカフェのマスター。
顔だけでなく、同じ声で囁かれては抵抗しきれなくなるのも分かります。
失恋を味わったばかりで、しかも悪党に凌辱されかけた直後なだけに昂り弾けるシーンはかなりエロいです。
欲を言えば、怪盗が女警部の救出に手間取って焦るシーンがあればもっと盛り上がったかと思います。
ギリギリ寸止めでの救出で、怪盗がホッとした表情を一瞬だけ浮かべて女警部には平静を装う展開だとよりヒーローっぽくなったでしょう。
女警部も体を弄れ、悪党に◯されそうな絶望的な状況があれば怪盗に助けを求めたセリフに説得力をもたせられたかと思います。
全体的には良かったけど、怪盗視点の心理描写や女警部が怪盗を受け取れるまでの心情がもっと読者にうったえかけていたように思えました。
傑作とまではいきませんが、サンプルで気に入ったならかなりオススメできる作品なのは確かです。