ひそひそ話のような、二人のはじめて。
お互いの愛を受け取り合いながら進む……
ちょ、ちょっと待ってください。
なんかエモい感じで書き出したけど、むり。
むりですよ、むり。取り繕えない。
そこにいたのはあまりにもエロく、そしてその何百倍もピュアな存在-眞音-でした。
こんなさ、身体のあちこちにバチバチにピアスつけてさ。ローテンションでぼそぼそ話すような男の人がこぼす本音。
想像以上に切なくて、眞音くんが歩んできた人生を思うと、心の内の柔らかいとこに爪を立てられたような気がして、ピリッと痛む…。
そんな彼が持て余していた欲望。
本音と欲望のどちらも包み込むような、二人のはじめての時間。
わかります?めちゃくちゃ良いんです。
熱を孕んでいながらも性急にはならず、終始お互いを思いやりながら先に進めてるんですけど、それがもうじれったいのにこの時間よ永遠に続け!と念じずにはいられない。
時よ止まれ。終わるな。
エロ検定初級の眞音くんから贈られる、戸惑いながらのぎこちないキスに愛撫。
眞音くんのピュアっぷりが遺憾無く発揮される様を耳に刻んでほしい。後悔はさせない。
ちゃんとじゅるじゅる。
なんといっても無垢なのにエロい。これに尽きる。
とても尊い。保護案件。
そして人は本能ではちゃんと完遂できるようになってるんですね。
眞音くんもちゃんと男だった。
いや、最初から男だったけど。男だなぁって改めて実感する瞬間ってなんかえっちぃ気分になりますね。
愛を諦めてた男が、はじめて触れる熱のある愛に、心の隅々まで満たされてゆく過程を楽しんでください。