hamumaki的鑒賞一覽

愛を告げるのが不得手な成清君は、代わりにたくさん抱き合う事で気持ちを伝えてきたつもりでしたが、それが災いして、体目当てじゃないかと疑われてしまいました。
ヒロインは愛ゆえに彼の求めに応じてきましたが、とうとう限界を迎えます。
彼は否定的な言葉を全て「嫌よ嫌よも好きのうち」と都合良く捉えたせいで、彼女のSOSを見落としてしまったんですね。

同僚に戻るというのは、ヒロイン的にはしばらく頭冷やして、この関係を見つめ直して欲しかっただけなんですが、彼には「別れる為の心の準備をさせてくれてるんだ」と誤解されてしまいました。
終盤の辛そうな震え声を聴いていると、今回の騒動は決して彼だけの責任ではなく、お互いに言葉足らずだったのがいけなかったんじゃないかって気がするんですよね。
どうしてあんな提案をしたのか、ヒロインがもっと言葉を尽くして説明する努力をしていれば、あそこまで追い詰めてしまう事もなかったんじゃないかと思ってしまって……。
(まあそのおかげで、「嫌だ～!」ってジタバタする駄々っ子成清君が楽しめるわけですが。2週目の心の声はどれもおバカわいい。笑)

7日目に気持ちをぶつけ合って誤解が解けると、成清君はいい彼氏になります。
せっかくヒロインを大事にしよう、Hはしないし、するとしてもちゃんとベッドに行ってから……と思ってたのに、彼女の方から玄関先で熱烈なキスをして、その決意を早速瓦解させてるのが笑えます。(我慢してた1週間が辛かったのは彼女もですもんね)
最後に成清君が「俺の部屋に、お帰りなさい」って言ってくれるのが、凄く好きです。

ストーリーだけで語りたい事あり過ぎて、エロパートやフリトについて紹介する余裕がないのが口惜しいです。
素股とか、ゴムつけてる間のキスとか、「月が綺麗ですね」に倣った(?)深川緑さんの斬新な愛の告白とか、推しポイントが盛りだくさんだったのに……。笑

痴漢一本で勝負しているだけに、演出・演技共に拘りを感じる作品です。(囁きと耳舐めの破壊力よ……!)
衣擦れの音が聴こえる「間」の取り方が絶妙です。どんな風に触れられてるのか想像をかき立てられます。
特典があるのと無いのとでは、印象がだいぶ変わりますね。
謎の男に追い詰められる恐怖を味わう為に、皆さん仰っている通り、まず本編から聴く事をお勧めします。

藤木さんは「そんな爽やかな声で何を言ってるんだ」と思うような、変態的な言動ばかり。
プロローグを聴けば、彼がいつヒロインを好きになったのかや、一方的な愛し方をする理由が、昔片想いしていた人を見失ってしまったトラウマのせいである事も分かります。
満員電車で偶々身を寄せただけで運命を感じてしまい、彼の中では既に2人は付き合ってます。
(元カノにフられたのは、そんな風に脳内で勝手に話を進めてしまう悪癖でコミュニケーション不全に陥ったからでは、と想像しました)
乗車時間をずらして避けられたり、電車でしか触れ合えない時点で、この関係がおかしい事に気づいて欲しいものですが、あれだけ認知歪んでたら無理でしょうね……。

ただ友人もいて、家族仲も良好で、恋愛面以外ではいい人みたいですし、ヒロインが別の痴漢に襲われてるのを助けてくれるところは、普通にカッコ良かったりします。
(この友人や痴漢にもボイスがあります。二人もの痴漢に狙われるとは、きっと彼女は相当魅力的なボディの持ち主なんでしょうね。笑)
私は藤木さんに同情的になっちゃったので、ヒロインにも過去の出来事を話して、いかに彼女を失いたくないかを切々と訴えれば絆されてくれるのでは? と思ったんですが、そんな都合良くはいきませんかね。

特殊な状況下でのHばかりなせいで、お互いもう痴漢プレイでしか興奮できない体質になってて、結ばれたとして結局電車デートになりそう、と思うのは私だけでしょうか。笑

二郎さんは元アメフト選手だけあって、いい体してますね。
怪我でプロ入りの話が無くなったせいで離れていった元婚約者にも「引き留める努力をすべきだった」と罪悪感を覚えていて、どこまでもいい人です。
これが「よりを戻したい」のではなく、ただただ彼の優しさから出た「心残り」というのがミソですね。
恋愛的な意味での未練はないと断言してくれるので、安心して聴いていられます。

ヒロインの元彼は、「仕事と俺、どっちが大事なんだ」とか言ってくる面倒臭いタイプ?
誕生日に会えないのは辛いでしょうが、仕事に追い詰められてた彼女を労わるより責める方にいってしまうような人は、二郎さんに非難されても仕方ないんじゃないかと。

先にお互いの抱える事情を打ち明け合う場面があり、30分以上聴き続けてもHシーンに辿り着かないのには驚きましたが、前作の大工さんと違って既知の仲ではないので、このくらい丁寧な「過程」は確かに必要かも。

施術中に洩れるヒロインの声に明らかに反応してるのに、あくまで真面目に仕事をこなそうとする二郎さんに焦れて、わざと際どいところを触らせちゃう彼女は、なかなかの肉食系。
元婚約者に施術した二郎さんに嫉妬してのお仕置きとか、後日談の車内でのフェラにもそんな気質が反映されていて、女攻めっぽいプレイが楽しめます。
押されて慌てる反応とか、二郎さんがとにかく可愛いので、ちょっかいかけたくなってしまうのも分かります。

恋人モードになるとタメ口ですが、「あなた」という二人称が変わらないのが上品ですね。
最初に言葉遣いが切り替わったタイミングの絶妙さに痺れました。あの囁きはズルい……!
「あなたを癒し続けたい」と語りながら5回すると宣言しちゃう、絶倫でちゃっかりしたところはDusk男子っぽいかも。
癒すどころか疲れさせてるのでは? という野暮なツッコミは、胸にしまっといた方が良さそうですね。笑

親想いのヒロインに付け込んで、玉の輿に乗る為の特訓を口実に調教三昧。
何とも酷い話ですが、その動機が拗らせた片想いである事は、諸所の呟きから伝わります。
ヤンデレの幼馴染に死ぬほど愛される喜びよりも、騙された怒りの方が勝ってそうな彼女は、キースさんが全くタイプじゃないか、そもそも恋愛に興味がないのかも。
「"お友達"のチ〇ポで、随分と気持ちよさそうだな」という言葉責めは、「友達」としか見て貰えない事に、彼がどれほど傷ついたかの現れですね。

他に印象的だったのは、フェラを仕込まれるシーン。
「苦いのは嫌だろ」ってジャムを塗ってくれる、謎の気遣いがツボでした。笑
中盤の買い出しでの会話は、キースさんが外面だけは良い事と、あんな感じで日頃からヒロインを自分の女と思わせる根回しをしてるんだろうなというのを窺わせて、ほのぼのしてるようで不穏。
陛下に見せる為に服を新調したと知り、カッとなって引き裂いちゃうくだりに続くのも良いですね。

終盤の急展開は、本当に衝撃的。選定式の当日に陛下が崩御なんて、どう考えても……。
「辛い事は俺が忘れさせてやる」と優しく慰めるキースさんの白々しい事と言ったら。
血生臭い腕で彼女を抱きながら何食わぬ顔で生きていくのか、真相が暴かれて彼女を道連れに破滅するのか、いずれの未来を想像しても怖すぎますが、一つ確実に言えるのは、彼の「午後には行く」が有言実行できなかった事でしょうね。
3発もヤるなんて、間に合わせる気がないとしか。(夜通しヤってのコレって絶倫ってレベルじゃない。笑)

主君を「アイツ」呼ばわりするような人に真っ当な使命感などない事は明白ですが、それにしても働く気がなさ過ぎて部下達が気の毒ですね。
税金の肩代わりもしてた辺り、愛する人を養う為だけに騎士になったとしか思えなくて、こんな人を団長に据えてしまったのが、この国の運の尽きだったようです。笑

月島先生はおじさまキューブキャラには珍しく、あまり犬飼先生と接点がない人なのかと思ってたら、実は裏で凄い恩恵を受けていたんですね。
腕利きすぎて専門の無い医者であり、裏の世界にも通じている先生……。本当にこのシリーズになくてはならない存在です。
だからこそ、全作品が彼を中心に繋がってると思ってたんですが、彼を介しない別の繋がりもあった事が分かって驚きました。
こういう奥行きを感じさせる設定は、妄想が捗るので大好きです。
若気の至りを暴露してくれますが、優れた才を持つ2人だけに、やらかしのスケールも常人とは違いますね。笑
犬飼先生比で甘いメッセージを最後にくれるのが美味しいです。本編を聴いていた時の辛さが、一気に報われたような心持ちです。

声優さん対談の方は35分越えの超大作! の為か、前振りに3分も使ってて笑ってしまいました。
ほぼKKさんの独壇場じゃないですか……。カルテのキャストトークでも窺えましたが、結構愉快なお方ですね。
月島先生に似てるところはありますか、という質問に「ないです」と即答するイヲリさんも笑えます。
2人共面白いですね。所々、色んな意味で大丈夫かと思うようなネタもありますし。笑
(ヤバそうなのには、ちゃんとピー音が入ってるんで安心ですが)

カルテの特典のアレ、私は大変スカッとしましたが、中の人はどういう気持ちで演じていたんだろう……と気になってもいたので、その辺の裏話が聴けて嬉しいです。
貰い泣きならぬ、貰い腹痛みたいなのがあるという話に共感しました。
私はリスナー側なので少々感覚が違うかもしれませんが、物語に入り込んじゃうと「伝染る」事ってありますよね。笑
カルテを聴くのがキツかったのはそういう理由もあるんですが、やはりこの対談は本編あってこそだと思うので、購入して正解でした。

カルテとイーゼルを聴いて、より深く味わいたくなった方にお勧めです。

月島先生は淡々と脳に染み入ってくるような語り口調で、好きですね。
自然と従ってしまいたくなる、ドストライクの声質です。

割のいいモデルのバイトに応募したら、実は自分がカンバスとなって性的なアレコレで先生の創作意欲を引き出すという、とんでもないお仕事だった事が発覚したけれど、お金に困って前金使い込んじゃったから辞めるに辞められない……という事情で軟禁される事になったヒロインは、気の毒な女性です。
……が、過去作の犬飼先生の鬼畜さに心を折られて間もない私は、「裸で自慰を強要されるくらいならまだ優しい方でしょ……何をそんな反発する事があるんだろう」と思ってしまって、感情移入できるまでにしばしの時間を要しました。
完全に感覚がマヒしている……いけませんねぇ。笑

ぶっちゃけ、やってる事は芸術を口実にしたセクハラなんですが、女性の身体のラインに対するコメントは、やはり画家だなーと思わされます。
全ては仕事の為……かと思いきや、キスにうっかり夢中になってしまうくらい、初日からヒロインに対する愛着が窺えます。
女性をじっくり蕩かして花開かせるのが好きそうな先生のHは、愛撫こそが「本番」という印象。
特に、息を吹きかけられるプレイが個人的に一番ゾクッときました。

ヒロインに意地悪を言う終盤は、先生が必死で告白を引き出そうとしているように聴こえたんですが、実際その通りでしたね。
過去のモデル達は絵が完成した時点でサヨナラでしたが、彼女だけは特別で、手放したくない一心で動揺する様は駄々っ子みたいで可愛いと思いました。……おじさんですけど。笑
彼女の方もすっかり先生に溺れており、自ら彼の傍にい続ける選択をする事で、この物語は幸福な結末を迎えます。

本編以上に甘い告白が聴ける特典も素敵でしたが、キャストトークも楽しいですね。
Hシーンに限って、何故かミスが減るイヲリさんに笑ってしまいました。

一見ツンツンしてる徹人君ですが、怪我を機に「思った事を何でも口にしてしまう」という謎の症状に見舞われます。
彼は本気で困ってるんでしょうが、あらぬ事を口走るのを止められなくて慌てている様は中二病っぽくて、思わず笑ってしまいました。
でも、この症状のおかげでヒロインは自分が避けられていたわけを知り、両片想いだと気づく事もできたわけですね。

一緒にいると触りたくなるから帰れという徹人君に対し、「いいよ」という彼女の返事は、彼を特別想っていたからこそですが、好かれてるとは夢にも思わない彼は、「誰にでもこんな事させるんじゃ……」と疑って頭に血が上ってしまったようで、初挿入までの流れが性急で、ちょっと可哀相でしたね。
もっとも早い段階でその誤解も解けるので、そこからは甘いシーンの連続。
恋人になった事を噛み締めたり、手を繋いで歩きたがったり、彼の可愛い一面がどんどん見えてきます。
幼稚園の頃にしたキスと結婚の約束を、ずっと覚えているくらいピュアなのがツボです。
最後にその約束が叶いそうで、本当に良かった……。

液大量タグ付いてるだけあって、射精音が豪快ですね。笑
ヒロインもそういう体質なのか潮噴きが派手ですが、あんな思いっきり噴けたらいっそ爽快かも?
入院中は大事を取って個室だった事、職場では他に誰もいなかったのを良い事に欲望のままに抱き合っちゃうって、結構調子いいところもありそうですね、徹人君。
中出しの責任とる気満々ですし不快感はありませんが、病院や職場の人の事を思うと……。笑
特に、特典の井上君は本当に困ってそうだから、バレちゃいけない状況のHに興奮してないで、スマホもっと真面目に探したげて……。

寝息トラック落ち着くんで好きなんですが、2分辺りの「好き……」の破壊力に、一気に目が冴えました。
完治してからも、ああやって不意に素直になってくれる瞬間があるのがいいですね。

かなめさんは、一般には理解されにくい感性の持ち主です。
自ら命を絶つ事も、それに他人を巻き込む事も厭いません。
画像資料を見れば、彼がいかに繊細で、病むだけの理由のある生い立ちかが窺えますが、生きるのが嫌になったというだけあって、幽霊になってからの方が楽しそう。
お出迎えのお約束「ご飯にする? お風呂にする?」の後に、「それとも成仏?」と続けちゃうのが、いっそ微笑ましいです。

どうせ彼女も自分と同じ存在になるんだし、生者と死者の垣根なんて関係ないよねとばかりに、性急に求婚してくるかなめさん。
応えて貰えないと金縛りにしたり、絶頂寸前でお預けしたりと、脅迫じみた手段で誘導しておきながら、いざ承諾されたら「幽霊と結婚するなんて馬鹿」みたいに言ってくるの酷くないですか。笑
事故物件だけど、彼女が入居したくなるような明るさを醸し出すという罠も張ってましたし、色々嘘も吐いてたじゃないですか……。
かなめさんに一目惚れされた時点でDEAD END不可避とか、何という無理ゲー……。笑

ヒロインを激しく犯し、「愛してる」と言いまくり、かなめさん的に最高に盛り上がってるところで、突然ふっと静まり返る演出が怖すぎます。(あの瞬間、ヒロインが「連れて行かれた」んですかね)
しばらくして戻って来たのは、時計が無常に時を刻む音だけというのがまた……。

かなめさんが生きている内に会いたかった! と思われた方には、ifルートである「何でもない優しい朝に～」をお勧めしておきます。
幽霊はちょっと怖いな～という方は、あちらから聴いてみるのもいいんじゃないかと。
あれでかなめさんの事が愛しくなってきたら、本作に挑戦する勇気も出てくるんじゃないでしょうか。
あちらのやる気なさ過ぎるラジオが好きだったんですが、本作のインタビューのフリーダムぶりにも笑っちゃいました。
流石かなめさん、どこまでもブレないなー。

犬飼先生を知らずしておじさまキューブは語れない! というコンプ欲で安易に手を出した事を、思わず後悔しそうな鬼畜度でした。
Sキャラでも、どうせ最後には「愛してる」とか普通に言ってくれるデレおじさまになるんでしょ? とか思ってた私が甘かったです。

調教初日から、いきなり眼前での放尿強要(しかもトイレでさせて貰えない)でヒロインの心を折りにきますし、人としての扱いは期待しない方がいいですね。
浣腸等の物理的な痛みも辛いですが、下の毛をしげしげと眺められた挙句、毛深いとか言われる辱めも、精神をゴリゴリ削ってきます。

ヒロインの使用済みオムツをどこぞの変態に売り飛ばすとか、正気の沙汰じゃない……。
彼女の痴態を撮影した動画の鑑賞会が、娘を売り飛ばした父親を懲らしめる為の催しだったら評価が180°変わるんですが、絶対そんな優しい動機じゃないですよね。笑
ヒロインの絶望の表情を前に恍惚とする、先生の哄笑が耳にこびりついて離れません……。

お医者さんらしい物言いやプレイの数々は興味深かったですが、人を選ぶマニアックなプレイが目白押しで、私には刺激が強すぎました。笑
ヒロインを飼い始めたのを機に他の奴隷は手放したらしく、特別視されているのが窺えるのがせめてもの救いですが、先生の所業に愛を見出すのは、相当の上級者でないと難しそう。
しばらくは2週目いく勇気が出ないかも……。正直、特典がなかったら心折れてました。

特典のヒロインの仕返し? の真相は、何ともいじらしいものでした。
飽きて捨てられるかもしれないと不安になるくらい、先生から離れられなくなっていたんですね。
本編ではお仕置きとして提案されたピアスが、気づけば嬉しいプレゼントみたいな認識ですし、完堕ちって怖い。笑
先生も何だかんだ彼女を手放す気がなさそうですし、お互い合意の上での関係なら、これも1つのハッピーエンドかも……?

策士×見られたらマズい状況×耳元での囁きという掛け合わせの破壊力を、まざまざと見せつけられる作品です。
消灯した後部屋に来て、なんて怪し過ぎる伝言を鵜呑みにして布団に潜り込むなんて、何と大胆なヒロインなのかと驚きました。
この策がまんまとハマった時、実は比嘉君も内心複雑だったでしょうね……。
美味しく頂けた(脅迫材料もできた)事は嬉しくても、それは彼女の先輩への想いが本物である=彼に脈が無い事の証明にもなっていたわけですから。
(キャストトークで片桐さんが仰っていた、恋というより憧れという解釈も説得力ありますが、それだけで女の子が体を捧げようとまでするかな? という疑問もあるので)

最初に酷い騙され方した時点で、もう比嘉君の言う事は一切信用してはいけないと分かりそうなものを、何故告白に協力とかいういかにもな口車に、また乗ってしまうのか……。
単に頭がゆるい子とも解釈できますが、「カラダは俺を選んでる」って台詞が示唆するとおり、完落ちも時間の問題なので、騙されたフリでわざと抱かれに行ってるようにも思えます。

比嘉君は彼女の変化をレンズ越しで見てたんだから、はっきり「好きだ」と言ってあげるだけでぐっと進展しそうな気がしますが、そうしないのは決定的にフラれてしまう事への恐怖からですかね。
そんな弱さもまた彼の魅力かも?
負の感情でもいいから彼女の心に刻まれたいというヤンデレじみた願望が窺えるので、本編の意地悪続行ルートもそれはそれで……。
常に自分の事を意識させる事で、徐々に彼女の心の天秤を先輩から自分へ傾けようとするなんて、いじらしいじゃないですか。

彼の意地悪は生来の気質なのか、叶わぬ想いに身を焦がして病んでしまったからなのか……。
後者であれば彼女が彼を選べば、普通に優しく愛してくれそうな気もします。
合宿後の2人の関係がどう変化するのか、気になって仕方ありません。