ヒロインの帰省から話が始まり、臨場感を大事にしているからか、母親が結構喋ります。
日記の中の回想でお兄ちゃんの元カノへの言及もあり、この辺りは人によっては辛い要素かもしれませんね。
あと、この家庭が抱えた重大な秘密も……。
核心にはあまり触れない方がいいとは思うんですが、ガチな近親愛を期待していると肩透かしになるかも? って事だけ、ご忠告申し上げておきます。(ほぼ答え言ってるようなものですが、後はお察し下さい)
倫理観まともそうなあの兄妹は、あんな秘密でもなければお互い踏み出す事はできなかったでしょうし、むしろ本作には必須の設定だったとは思うんですが……。
それを如実に物語る「お前の清い思い出、全部○○との歴史に塗り替えられたんだぞ!?」って台詞に、思わず吹き出してしまいました。
彼は自分の事をそんな風に思ってたんですね……。それまでの言動が、何か一気に腑に落ちました。
日記の盗み読みは、イケないものを見て(聴いて)いるようでドキドキします。
兄妹だからと一線を引きつつ、妹の思わせぶりな態度が自分の期待通りの意図であれば……なんて考えているところが可愛いです。
妹をくすぐってはしゃいでたかと思ったら、不意に「おかえり」って言ってくれる声色の変化に、ドキッとしますね。
妹を「姫」呼びしても違和感のない男性を演じている、姫咲さんの凄さといったら……。
キモいと自虐する割に爽やかなお兄ちゃんに仕上がってるのも、この声のお力ですね。
妹の想いを知り、気持ちが抑えられなくなってからのお兄ちゃんが本当に凄いです。
淫語も平然と口にし、どこにそんなエロい一面を隠していたのかと思う程、前戯からしてノリノリです。
まさか、いきなりナマでの挿入をおねだりさせるとは……。
タイトルで「変態」を自称していた事にようやく納得がいきました。あのギャップを、是非そのお耳で体感して頂きたいです。