悠季さんのレビュー一覧

珍しい毒の治療のために田舎の診療所を訪れた傭兵のユウマと、その診療所で働く魔女のイリヤ。
彼らの出会いから物語は動き始めます。

エロ抜きにしても、とても先々が気になる作品でした。エロとそれ以外の案配がとても良い……!
二人の今後も気になる……!

ユウマとイリヤの関係性や掛け合いがとても好きで、エロを抜きにしても、彼らの絡みをもっとたくさん見たい!と思うキャラクターでした。
ちょっと飄々としてるユウマと塩対応のイリヤのやり取りが見てて楽しい。猫ちゃん絡みで塩じゃなくなるイリヤが可愛い。

もちろん、エロも大変良かったです。好いた者同士の優しい交わりから、後半のただ肉欲に任せた激しい行為等、いろんなエロが見れて楽しかったです。
終始、イリヤのえっちな姿が見れて、とても最高でした。

最初の行為に及ぶまでのユウマ、巧妙に逃げ道塞いでて手慣れてるな～、もちろんイリヤも同意の上で受け入れてはいるのですが、結構好きな場面です。

そんな彼らの関係も、とある人物の来訪により一変するのですが……

タイトルにもある「彼女の秘密」、それは一体なんなのか。ぜひ読んで、確かめてほしいです。

Twitterでフォロワーがおすすめしていたので存在を知り、投稿サイトで読んだ後、手元にも欲しい!追加ページ読みたい!となり、購入しました。

幼い頃から霊に取り憑かれる香織さんが、ある日の夜、すれ違った男性に霊を祓ってもらったところから物語は始まります。
その胡散臭くてヘラヘラとした、自称スピリチュアルカウンセラーの阿食昴とその助手、清水廻に話を聞くことで、香織さんに霊が取り憑いている原因が判明します。

追加されてるスケベシーン、香織さんがどちゃくそエロくて、チャラそうだから不誠実っぽい昴くんがちゃんと弁えているのが最高に良かったです。特に最初のスケベシーンが好み。焦らされてる女の子可愛い。
スケベシーンが最高なのはもちろん、お話としてもとても楽しく、先が気になる終わりでした。
神様のものになっている香織さんに手を出した昴くんはどうなるのか、昴くんと廻さんの過去、昔好きだった女の子・珠子ちゃんとの関係性、大羽くんは今後どう物語に関わってくるのか……続編がとても楽しみです!

個人的には、昴くんが性癖ドンピシャの男だったので推しになる……と思いながら読んでいました。
普段、胡散臭くてヘラヘラしててチャラそうなのに、根はしっかりとしてて弁えてて実は一途、昔好きだった女の子がいたけど亡くしていて、その子に香織さんを重ねている激重過去ありげの男は性癖なんです……ありがとうございます。

大羽くん√の話も描かれる予定があるとのことで、続編とも合わせて、続きを楽しみにしております。

元々原作漫画のファンなのと、男女掛け合いR18ボイスドラマが好きなので、予告が出た時から楽しみにしていました。

お話としては原作漫画の再構成になり、カットされている部分もありその点は残念でしたが、二人にとっての重要なシーンはきちんと収録されているので良かったです。欲を言えば、小百合ちゃんの声も聞きたかった……!

エッチシーンのスケベさは男女の掛け合いであるからこそのエロさがあり、原作漫画の魅力が十二分に引き出されていて、漫画もボイスドラマも相互に楽しめて最高です。
個人的には、鷹臣のちょっと分かりにくい感情表現(不満、嬉しい、嫉妬)が、とても上手く表現されていて、好きです。
男女ともにボイスがあるからこその日常シーンでの二人の楽しい、面白い掛け合いが聞けて、嬉しかったです。

声優さんお二人ともキャラクターにとても合っていて、特にジンジャー東雲さんは初めてお声を聞いた方だったのですが、第一声を聞いた瞬間に、鷹臣がいる……!となるほどぴったりの方でした。
松岡侑里さんは別作品でお声を聞いたことがあったのですが、今回の玲子さんもとてもぴったりの役で最高でした。

今度発売する漫画続編も、音声化してほしいな……!と思ってしまうほど、素敵なボイスドラマでした!

小説家の志乃さんと小説家志望のヒロインちゃんの淡い淡い恋のお話です。

もうすぐ魔法使い一歩手前の年齢の志乃さんは、女の人だけではなく人と接すること自体が苦手なよう。
そんななか、恋愛描写が苦手な志乃さんのために疑似デートを行うことになる二人。
なんとも初々しい二人の様子に思わずにこにこしてしまいました。
じっくりと進んだ物語の終わりに、えっちシーンがあるのですが、ここも初々しくて尊くてかわいらしい!一生懸命な志乃さんを応援したくなります。

純粋でまっすぐ、ぐいぐいと向かってくるヒロインちゃんとの掛け合い、絡みも大変魅力的でいつまでも聴いていたくなるほどです。

コメディ要素もふんだんにありつつ、二人の関係性や気持ちの変化を丁寧に描いていて、過程や物語重視の自分としてはとても満足でした。

椎名さんの演技もとても良くて、他の作品とはまた違った、志乃さんの生き生きとしたツッコミや反応、情事での初々しさなど、エロだけではない良さが垣間見えました。

おまけ音声も大ボリューム!付き合ったその後の二人が見られます。ちょっと強気な志乃さんに注目です。

病で死が近い絵本作家のヒロインちゃん、彼女が深淵へ迷い込んで、コウさんと出会います。

断言できます、Illusionシリーズの中で一番幸せで優しいです。
偽りも自分本意もない、ただ純粋な人外×少女、異種間恋愛。偶然出会い、互いに初めての恋をした。
命をとして最後の作品を作り上げようと輝く光、それに魅いられた神様。命の人生の肯定、人間讃歌を感じて、とても大興奮でした。

最初はたどたどしい喋り方で感情もわかりにくいコウさんが、だんだん流暢に話すようになって感情も見せるようになっていったのが、人を模した神が学んでいったものを感じてとても好きです。神のままでは不要なものを人との交流で得ていく。

シアさんとはまた違ったコウさんの触手には驚きました。まさか触手の先に……
ダミヘにより、耳舐めや囁きも他のIllusionとはまた違ったものになっているので必聴です。

これまでとは違った優しいIllusion。ぜひ聴いてみてください

疲れた社畜のヒロインことねこちゃんが、なぜかセックスコースで頼んだユキくんに料理をつくってもらうところから始まるお話です。

ユキくん、イラストの感じからもっとゆるふわ系お兄さんと思いきや、ママムーブしてる時は優しさとゆるふわさがあるものの、素のユキくんの時はそうでもなく、元気だったり面白かったりして逆にギャップでよきでした。
ギャグシーンというか面白いシーンもあり、聴いてて癒されて元気になりました。

料理を作ってもらって一緒に食べながら、時には家の外でばったりあったりなどして。そんな中、ねこちゃんに好きな人がいて、チョコを送ろうとしていることが判明したり。
だんだん、ママから素のユキくんになっているなぁと見られるところがあって、徐々に恋心を自覚していったであろうユキくんにニコニコしてしまいました。
ヒロインのねこちゃんもとても面白い子で、男女カプ好きとしてはとても滾りました。

片桐さんの演技もラフで自然な感じで、素のお話し方と似ていて、逆に人間らしいなというところが見られて、とても良かったです。

R18トラックは最後の1トラックのみですが、ゆっくりしっかりと変化していくユキくんとねこちゃんの関係性が丁寧に描かれていた上でのR18シーンで、物語重視の私はとても好きで、好きな人にはおすすめです。

これはシチュエーション系ではなく、もはや本格王道ボイスドラマ(えっちシーン付き)です……

普通のボイスドラマも聴きたいな～と思っていたところに、これを見つけて歓喜しました。

天然痘がばらまかれるのを食い止めるという土台となるストーリーの上に、戦闘シーンや胸の高まる恋模様、少年漫画のような熱い展開、えちえちなシーン、さらにはifエンドと、盛りだくさんの作品です。
聴き終わった後の満足感ははかり知れません。
個人的に好きなのは、夜の街を飛ぶシーンです。

キャラクターが魅力的なのは言うまでもなく、声優さんたちの演技は、キャラクターの表情が自然と浮かんでくるもので、生き生きとしています。
BGMやSEもとてもマッチしていて、特にBGMは切なくなったり熱くなったりと物語にひと味加えてくれるスパイスのよう。

苦難を共にし乗り越えた後のヒロインとヴィルジールのえっちシーンは必聴です!
ifエンドも、また違った味があり、対比もされていて聞き応えがありました。

続けての購入です。

同い年の一希くんは、他人と壁を作りつつも穏やかで優しく、ヒロインに対しては特に優しい。
そんな彼は、以前にもヒロインに抱かれたことがあったらしく、彼女は後ろめたく思っていても「いつでも相手をしてあげるから」と彼女が好きな故の懐の深さを見せます。ヒロインの勘違いから起こった2人のすれ違いがとても最高でした……

まさかの童貞なのに、あの日ヒロインに抱かれたのが初めての行為だったというのだから、この兄弟たちはほんとに何でも受け止めてくれて、ヒロインは幸せ者。

あまり普段の変わらないトーンだけど、えっちな喘ぎ声でとても良きでした。それまで終始優しかった一希くんがぐずぐずになるのは最高でした。

同い年だからこそ、変に気負わず甘えたり甘えられる関係になりそうです。
後日談も楽しみです! 一希くんの童貞卒業話もあったりするのかな……?


シリーズ全体を通して、お互いが攻めるからこそ、相手の体をされている時のことを理解していき、愛し愛されているのがとても伝わってきて、良い関係性だなーと感じました。

贈守誠シリーズ3部作、始まりの物語です。

サークルさんの生み出したシナリオとキャラクター、そして三橋渡さんの演技ががっちりとハマって、とても聞き応えのある作品でした。

贈守誠は、隠キャネガティブ卑屈を自分でも自称し、事あるごとに自虐的な言葉を口にする自信のない男ですが、個人的には、自身の性格と似た部分があるので、共感する部分がよくありました。

解毒のために始まった2人の関係ですが、肉体が繋がり、互いに相手の肉体的に喜ぶ部分を知ってるけれど、ただそれだけで、気持ちは全く繋がらず通じていない、すれ違いで一方通行な状況が続きます。
そういう一筋縄ではいかない関係性が好きな人、おすすめです。

「つまらない結末」は、トラック4から分岐したバットエンドですが、本編とはまた違った、ヒロインに容赦のない贈守誠が見られます。どうにもならないどん詰まりの未来。

三橋渡さんの演技もとても素晴らしかったです。えっちなシーンのエロさは当然ながら、日常会話のシーンもぜひ聴いてもらいたい。一人の人間の感情をとても丁寧に表現されているなと感じました。声の端々から、贈守誠の人間性も伝わってきます。
穏やかな時と感情が昂った時のギャップがすごく、不意に変わった時の声色はとてもゾクッとし、度肝を抜かれました。落ちついた声色なのに感じ取れる執着心、たまに語尾が伸びるところも良いです。
時折可愛らしい一面も見せながら、根底から屈折したものを抱える贈守誠を見事に演じてくださって、感謝しかないです。

同人音声を聴くのはこの作品が初めてだったのですが、1作目からとんでもなく素晴らしいクオリティのものを聴けて本当に良かったです。最高でした!

もうトラックタイトルからして、面白そうなのが伝わるんですよ。

男キャラが淫魔っていうのはよくあるけど、ヒロインが淫魔なのは珍しい。

実は淫魔であるヒロインちゃんがあまりの空腹さに耐えかねて、バイト先の先輩であるいちろう先輩の家に忍び込むところから始まるけど、この2人の会話が終始面白い。

この先輩、エロゲーマーで、時折エロゲ知識を披露しながらヒロインちゃんを攻めていきます。これが楽しい。裏声でロリ系淫魔やお姉さん淫魔の真似もするけど、これがそれっぽい。
早口で力説しているところはオタクっぽい～わかる～と終始同意。

かなりヤったらしいけど、全然精気が吸えなかったヒロインちゃん。これからも協力してほしいと言い、満更でもない先輩は渋りつつOK。おっ、これは恋人ルート突入ですか??と感じ取れる終わりにも満足です。

ぽんぽん飛び出る先輩のエロゲ知識とオタクノリに笑わされたし、ヒロインちゃんのあまりの感じやすさも可愛らしく、妄想が滾りました。

手軽に聴いて笑って、元気をもらえる作品です。

突然現れた青年に駅のホームから突き飛ばされ、目を覚ましたらそこは監獄。自分は囚人であると言い渡され、突き飛ばした青年ベリルは自分の担当看守だという。さらに、主人公の前世(この異世界の姫様)で二人は愛し合っていたらしいが……?

こちらの世界に異世界転生したお姫様が異世界に呼び戻されて、前世で恋仲だった男に愛憎絡んだ感情を向けられます。

目が覚めたら複数人の男に犯された後で、訳もわからないまま、ベリルと会話する中、主人公は自分の現状を知らされます。ここは監獄。自分は囚人であると言い渡され、ベリルは自分の担当看守だという。さらに、主人公の前世(この異世界の姫様)で二人は愛し合っていたらしいが、主人公は前世の記憶など全くありません。
それに対して、ベリルをとてつもなく怒り、憎しみを主人公にぶつけます。愛しているとも言い、たまに優しくしたり。

ローターや空気を圧縮させた球体、警棒を膣にいれられたり、食ザーさせられて戻ってくるまでに食べ終えていなければまた複数人で犯すと言われたり、ここでの人権はベリルの手の中。ベリル自身にも犯されて、主人公はどんどんとベリルの手によって、淫らになっていきます。

愛玩人形と主人公の体のリンクや淫紋はファンタジーならではで、とても嬉しかったです。これでこそ、ファンタジー!
個人的には愛玩人形とのリンクがとても好みです。

お話全体としては悲しい印象を抱き、ベリルと主人公、悲しい二人だなと思いました。二人とも被害者だった。なにかが違えば、寄り添えれば、少し考えられれば、幸せな未来もあったかもしれないのに。

最初のトラックから徐々にわかってきますが、なぜベリルが主人公に愛憎絡んだ感情を向けているのか。主人公の罪である「ある男の殺人未遂」とはいったいなんなのか。ぜひ、最後まで聞いてみてください。

近年、怪異として知られている八尺様。彼に出会い、そして魅入られていくお話。

人外とはあれど、怪異とのこういう話は珍しいので、とても良かったです。

「ぽ」だけで話す表現と魅入られた者に聞こえる、人間と同じ話し方のギャップがよく、それも不気味さ、異質さに拍車をかけていて最高でした。片桐さんの演技があいかわらずとても絶妙で素晴らしかったです。

シナリオは、「ぽ」という話し方と高身長以外で、八尺様の話に基づいたものが入っていると、より高得点だなと思ったので、そこだけが惜しい気持ちでした。

生贄として、愛すべきモノとして、一方的ではありますが、愛を与えてはくれますので、人間では物足りない、人ならざる者と!という方には大変おすすめの一作です。

同じ会社でデザイナーとして働いている彼氏の館野くんとのお話、続編です!

今回の館野くんは、独立を考えていたり、ヒロインの後輩くんに嫉妬したり、なにやら伝えたいことがあったりと、色々と忙しないです。

そんな中でも、えっちなシーンでは、前作と変わらず、意地悪に攻めています。言葉で伝えにくい分、行動で示しているかのように、たくさん愛してあげています。個人的には、キス多めで大変満足でした。

前作と比較して、変わらないところもあれば、成長したなぁ……と思うところがあり、とてもほっこりしました。
不器用ながらも、ちゃんと言葉にして伝えた彼に、よくやった!と言ってあげたい。お幸せになってください。

不器用な館野くんに、意地悪されながらも愛されたい方はぜひ。

可愛いらしい年下彼氏のユキくんと猫(マオ)ちゃんと呼ばれているヒロインの甘々いちゃいちゃ、少し不穏なお話です。

お家で一緒にカレーを食べたり、旅行で美術館や温泉に行って露天風呂でいちゃいちゃしたり、映画館でちょーっといたずらされたり……
とにかくマオちゃんが大好きなユキくん。子どもっぽいところを気にする一面やマオちゃんの男友達関連で嫉妬したりと、喜怒哀楽、感情表現がとても豊かです。
マオちゃんのために尽くす、ザ・ワンコのようなユキくんですが、色々と不安になることも多いようで、物語の後半では、マオちゃんのとある行動ゆえにその不安がより増して、少し強引な行動にでます。
ルート分岐のある作品ですが、どちらのルートも「君たちもっと話し合いしなさいよ……!?」と思う不器用な恋人たちです。

そんなユキくんの喜怒哀楽を片桐さんがとても素敵に表現されています。

これは個人的なことで、トラック4以降のマオちゃんの真意が読めず、少しもやもやとしてしまった点もありましたが、可愛らしい恋人のいちゃいちゃが聴けてとても良かったです。

ユキくんのお店の後輩、「アオ」こと平坂葵くんとお客さんである姐さんとのお話です。

姐さんに片想い中の平坂くんが、どうにかあと一歩、恋人同士になりたい一心で思いついたのがユキくんがやっていた「ママ」。個人的には、ユキくんの「ママ」とも違った、包容力のある「ママ」らしさが対比にもなっていて、とても良かったです。
「ママ」を頑張ったり、落ち込んでる姐さんに慰めえっちをしてあげたり、はたまた外でばったり出会ったり、一晩泊めてもらうことになったり……!?
ついに告白した平坂くん。彼の恋路の行方はどうなるのか、ぜひ聴いてみてください。片想い男さいこー!

warm bathさんではお馴染みですが、Ci-enに掲載されている前日譚SSにも目を通しておくと、より物語に深みが加わるので、良ければそちらも要チェックです。

結婚して三ヶ月の神無さんとヒロインちゃん。
お互いに多忙な中、久しぶりに愛し合うけれど……
どうやら不感症で勃起不全らしい神無さん。自分で満足させてあげられない分、おもちゃで満足させてあげようとしますが、心境としては複雑なよう。

そんな中で登場するドリームトランスという薬。詳細は本編で確認してほしいので省きますが、これにより互いに女性器と男性器がついた部分的TS状態に。仕組みを知って、おおなるほどなぁと思いました。
いつも愛し合えない分、存分に愛し合う二人に、よかったねぇ……!と思わずにはいられません。

いつものように、男×女も女×男もあり、毎回違ったアプローチで男女リバが聴けることが大変嬉しい……!

鷹取さんの優しい旦那さんボイスはもちろん、感じている可愛らしい喘ぎ声も大変素晴らしかったです。

ESCORT EPISODEでは、次回作の葉月くんも登場。彼も何やら性の悩みを抱えているようで……?
次回の葉月くんもとても楽しみです。

ゼミの教授である藤堂と不倫関係を持ってしまっているヒロイン。ある日、教室でキスをしていたところを准教授である朝倉さんに見られたことで、状況が変わっていきます。

朝倉さん、かなり言葉責めも行為での責めもしてくる人です。動画を撮ってヒロインを脅していることもあり、かなり強気な態度を取ります。

教室で、居酒屋の個室で、研究室で、車内で、ラブホでと色んなところで責められます。盛りだくさんで最高ですね。
目隠しをされたり、隣に皆がいる中でこっそりとシたり、教授がきたのにフェラを続けさせられたり、めちゃくちゃクンニさせられたりと色んなプレイが聴くことができます。
KU100ということもありますが、囁きがとても良く、言葉の端々から年上の色気を感じました。
脅され責められまくりますが、痛いことはされませんし、行為中も耳舐めやキスをたくさんしてくれます。

行為中の印象から変わって、個人的には優しさや正義感が垣間見えたのが好印象でした。雨の中、ヒロインを励ますシーン、藤堂に詰め寄るシーンは好きな場面ですし、必聴です。片桐さんの演技がとても良かったですね。

最後の会話は喜ばしい反面、切ないですが、学生時代の一時の出来事でも、今後なにかしら進展があるのも、どちらもいいなぁという終わりでした。

あの凶兎凶さんが手掛ける最後の作品ということでとても身構えていました。しかし、いい意味で予想の上をいく作品でした。
それまでの凶兎凶さんの作品とは一風変わっております。グロもヤンデレもありません。

一つだけ、ネタバレをすると、登場する「彼」らはシチュ彼に成る存在です。文字通り体ごと。作られては消費され捨てられて忘れ去られていく存在たち。

これでもかというくらい、メタな発言が盛り込まれています。人を選びます。とても刺さる言葉がたくさん散りばめられています。自己投影して聴いている人や特定のシチュ彼に愛着を抱いている人にはもちろん、壁で聴いている人にも。
これは全てのシチュ音声を聴く私たちに投げかけられた言葉であり意思であり警鐘でもあり。絶望でも希望でもあります。

作品の中で彼は複数人出てきます。それを演じる片桐さんの声色と演技の幅広さは、前から知っていましたが、この作品でより一層すごさを突きつけられた気がします。この演じ分けも込みで、作品を彩る重要な要素、素敵な一助となっています。

人は選ぶので難しいと思いますが、シチュ音声を聴く全ての人に聴いてほしい作品です。

旦那さんがいるにも関わらず、年下の理央くんと関係を持ってしまっているヒロインちゃん
ダメだと思って別れを告げて、最後にラブホにきてエッチをすることになるのですが……

ふわふわな雰囲気がありつつも、意地悪だったり攻められて戸惑う一面もある理央くんが可愛かったです。

個人的には、あまり見かけない授乳手コキがあったこと、女性優位や女性攻めとまではいかなくとも、お互いに攻めて攻められてのシーンがあって、とても最高でした。このくらいのお互いに気持ちよくさせ合う、攻め合うエロがすきなのでとても良かったです。

最後のえっちも甘々いちゃらぶで終わると思いきや……トラック2で衝撃的な真実が明かされます。サークルさんの注意書きにもある通り、タグをよく見てみてくださいね……? 私はめちゃくちゃ大歓喜しました。

片桐さんが色んな理央くんの一面を素敵に表現されていて、トラック2の演技なんかもとても好きでした。

30分ちょっとで、色んな要素が凝縮されていてお得ですし、サクッと作品を聞きたい時、サークルさんの作品買ったことないけど気になるな～という人に、ぜひおすすめです。

ボーイッシュ女子が後輩男子に翻弄されていくお話です。山本先生の作品が好きなので購入しました。

ボーイッシュなゆずちゃんがよーすけ先輩と関わっていくことで、女の子らしくなっていくと同時に、どんどんと淫らな女の子になっていくのがとても良かったです。
エロでありながら心理描写もとても丁寧に表現されていて、互いに気持ちを伝えられていない二人が今後どうなっていくのか、とても楽しみになりました。

エロシーンのエロさは、さすが山本先生!というもので、とても満足でした!