三橋さんの作品は何作も聞いたことがありますが、自分の中でのイメージは「ヤンデレ」と「優位」と「綺麗」って感じでした。だからヒロインに感情を乱されても基本は優位な立場からねじ伏せるキャラが多い印象でした。(心理的、肉体的、合意、非合意はシチュによりけりですけど)
だからトラック1を「淡々としてるな」の印象のまま聞いていたら、トラック2でヒロインへの思いを吐露しながらどんどん先述したイメージの輪郭を失っていくような崩れ方をしていく九条さんに、凄く引き込まれていきました。ヒロインへの愛ゆえに情緒を乱される三橋さんのお声は別作でも聞いた記憶がありますが、それも自分の中では「ヤンデレ」か「綺麗」の印象で残っており、今回は「気持ち悪い(言葉悪いですが褒めてます。今までの印象との演じ分け凄いです。)」の方に崩れていったのが凄く印象的でした。
特にトラック4でヒロインから奉仕されてキャパオーバーしてる感じのお声は最高にツボでした。自分にあまり、三橋さんに対する細かい知識がない故かもしれませんが、なんだか凄く新しい印象の三橋さんのお声を聞いたような気がしました。正直なところ前作のハセガワくんのSS目当てで特にサンプルも聞かず「三橋渡さんだしハズレはないだろう」とポチりましたが、情緒乱された男性がグズグズになっている描写が大好きな民なので、予期せず心臓撃ち抜かれた気分でした。凄く好みでした。
素敵な作品と出会わせていただき、ありがとうございました!
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