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レビュアーランキング: - (役に立った数:199件)
投稿数ランキング: - (総レビュー数:88件)
2024年10月04日
発売前に特典のあらすじを見てきっと最後には結ばれる(どんな状況になっても関係を続けていく)のだろうと思い込んでいたので、本編を聴き終えてからしばらく呆然としてしまいました。 二人はあのまま気持ちを抱え込んで生きていくんでしょうか…。 素直で純朴な見習いから彼女を献身的に支える立派な執事に成長し、周囲に適切な指示を出す様子にグッときていたからこそ、彼女との行為が噂になって陰口を叩かれているらしい描写が辛かったです。 彼の根底には強い忠誠心と変わらぬ慕情があり、また彼女の方にも立場上避けられない葛藤と自責の念があるのだと思いました。 口論の中で彼の一人称が「私」から「俺」になった後、最後にはまた「私」に戻る所が切なくてたまらないです。 どうせ許されない関係ならひと時でも結ばれない方が楽だったのか、束の間の逢瀬だったとしても幸せだと言えるのか、色々と考え込んでしまう作品でした。
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2024年09月09日
インパクトの強いシチュエーションで淫語も多めでしたが、落ち着いた柔らかいトーンだからかあまり下品さを感じなくて聴きやすかったです。 ヒロインの許可なく人に見られる状況を作って事後承諾的に行為を始めたり、特典では窓辺で見せ合ってそのまま下に出したりと、倫理観の狂ったことを心から楽しんでいてある意味ファンタジー作品を聴いている感覚でした。 全体を通してとんでもない内容ばかりではあるんですが、声と語り方があまりにも心地良くて…… ヒロイン側も乗り気だったとはいえ相手を自分のペースに巻き込むのが上手すぎるし、下手したら何の躊躇もなく全財産を明け渡してしまう蠱惑的な声だと思います。尾向さんが詐欺師じゃなくて良かった。 彼の縄張りに自ら入り込んでしまったような逃れられない雰囲気と、非現実的なプレイによる背徳感がじっくりと描かれていて、独特な世界観が癖になる作品でした…!
2024年09月04日
少し音質が気になってしまう部分もありましたが、キャラクターと内容はすごく好みでときめきました。 ヒロインを尊重して気遣ってくれるけど夫婦らしいコミュニケーションを取る気はなさそうで、何を考えているのかいまいち分かりにくい巡くん。 彼女としては不安だったと思いますが、夫婦としての関係を無理強いしたくなくて変な距離感になってるんだろうな…と予想できる不器用な冷たさで、客観視点だといい意味で彼の態度にハラハラすることなく聴けました。 気持ちを吐露するシーンでは少し声が震えていたり、「一個だけ怒ってる」と言った後に二つ挙げて「…二個あった」とばつが悪そうにしていたのが可愛くてきゅんとします。 一度素直になってからは枷が外れたように甘々になるギャップも良くて、歯の浮くようなセリフをまっすぐ言えるピュアさが本当にずるい…! これまでの気まずい時間を取り戻す勢いで愛を伝えていてすごく良かったです。
2024年08月27日
ずっっっっっと目にハイライトが無い声をしていて怖いです。 前半は優しくて紳士的なのに常に感情があるフリをしているような、上辺だけを取り繕ったように感じる淡々とした様子が不気味でした。 ヒロインを手に入れた後は、彼女らしさを壊さないままいじめたいという彼の思惑通り、 支配に耐えきれず反射的に逃げようする→ひどいお仕置きで躾けられる→機嫌を損ねないよう必死に服従する→恐怖のあまりまた逃げようとする……という悪夢みたいなループが続いていて恐ろしかったです。 最後はジャケットにも書かれているプロポーズが聴けるんですが、状況も内容もすべてが絶望的すぎて逆に笑ってしまいました…いっそ壊れてしまった方がまだマシかもしれない…。 丁寧に洗脳して狂えないギリギリの所まで追い込んでいく狡猾さが最高でした。
2024年08月03日
ずっと真面目に生きてきた反動なのか、先生の堕ちるスピードも頭が空っぽになったような語彙力も全部が凄くて圧倒されました…。 呂律の回らない声で快楽に溺れ続けるお芝居ってかなり技術が必要だと思うんですが、喘ぎが単調になることもなく、台詞もしっかり聞き取れる範囲でふにゃふにゃになっていてすごいです。 また、特典の方でお互いを尊重し合う恋人関係になっている様子が知れたのも嬉しかったです。 ご奉仕ペットというワードが印象的な作品ではありますが、元々勤勉なタイプだった二人が快楽だけで繋がる関係になってしまったら切ないな…と思っていたので杞憂に終わって安心しました!
タイトル通り口でのシーンが多い作品でしたが、ワンパターンに感じさせない声優さんの音作りがすごいなと思いました。 常に落ち着いた口調だからか淫語も下品に感じずとても聴きやすかったです。 初対面の相手に容姿のことを何度も言及するのって褒め言葉だとしても失礼だったりしないかな…?と思いつつ、玲音くんの反応から見た目について散々言われてきたのが伝わって、彼のアンニュイな雰囲気はそういった経験から来ているのかなと思いました。 実際後から過去のトラウマを語っていて相当大変だったろうなと…。 ホテルまで手を繋いでくれたり反応を見ながら丁寧に触ったりと、一定の距離はあるけど決して冷たくはない接し方にも慣れと優しさを感じました。 気持ちを吐き出したことでヒロインとの関係性が変わって、最終的には甘々になるギャップも良かったです。 今まで苦労してきた分、これからは彼女と一緒に楽しく過ごしていけますように!
本編では流されやすいヒロインと何考えてるのか分からない生意気な男の子という印象だったんですが、特典を聴いてからは余裕たっぷりな魔性のヒロインとお調子者で楽観的な男の子が恋を自覚できないまま進むお話なのかも…という印象に変わりました。 彼女のことをやたら「エロ先生」と揶揄するのも最初にあんなリードされてたらそりゃそうなるよなって…二人ともノリで関係を持ちかけてノリでOKしちゃうようなタイプなので、無自覚にお互いを翻弄してすごい攻防戦になっちゃってるのでは……。 女の子に「彼女とかじゃないよ」と話しているのを聞いて関係をやめようとするヒロインも、好きな人ができたと言われて大ダメージを受けていたセイトくんも、 相手を無下にしてるとか試そうとしてるわけじゃなく本気で自分の執着心に気付いてないだけなんじゃないかなぁと思ってしまいました。 本編も特典もセイトくん側が攻められるシーンが多々あって、焦りながらも興奮に勝てない様子や自分が優位になれると嬉しそうにはしゃぐところが最高にかわいいです。 良くも悪くも似た者同士な二人が今後どうなっていくのかすごく気になる…!
2024年08月02日
あらすじ通りのとんでもない状況から始まりましたが、まだ犬のつもりでいるクロが「ずっと会えなかったからわかんなくなっちゃったの?」としょんぼりしていて、 クロにとっては忘れられた可能性を考えちゃうくらい「ずっと会えなかった」時間に感じてるんだなぁと思うとたまらない気持ちになりました。 「抱っこ」「おねむ」「ねんね」などのワードが出てくるのもクロがご主人に言われた言葉をそのまま使ってるように聞こえて愛おしいです。 一方で人間に関する変な知識も持ってたりして、ヒロインには申し訳ないけど出典を聞いて笑ってしまいました。恥ずかしいどころじゃないだろうな…。 そもそもクロは初対面から運命を感じてずっと番のつもりでいたみたいで、人間になれたから恋人になれる!とかじゃなくやっと人間同士でしかできないことをしてあげられる!お家以外でも一緒にいられる!と思っているのが何ともいじらしくてかわいい…。 息づかいやぺろぺろしている音にもちゃんと犬の面影があって、じゃれて甘えるようなキスと人間らしさを意識した時のキスにも違いがあってすごかったです。 欲望に忠実だけど一番に考えているのはご主人のことで、願いを2回叶えてもらえた上に人間社会にも溶け込めてしまう強運&がんばり屋さんなクロなら、きっとこれからもヒロインの恋人として幸せに暮らしていけるだろうなと思いました。 特典では犬だった頃の夢を見て寝言を呟いているんですが、これがもう心底かわいくてずっと聴いていたいです……多幸感がすごい………。
2024年06月21日
甘々な囁きからダウナーな言葉責め、ぐちゃぐちゃになって取り乱した怒号、どこか狂ったような優しい声音など聴きたいものが全部聴けてしまう本編に加え、特典でセフレに対する怒鳴り声まで味わうことができてとても良かったです。 愛情なんか1ミリもない嫌悪感でいっぱいの声からしか得られない栄養がある……。 彼女が自分を求めるように調教しておいて、よしよししながら「甘えん坊だなぁ」「すっごく可哀想で偉かったな」と甘やかす様子も最高でした。 あの凪にぃが落ち着いたトーンでおかしくなってるの、普段の情緒不安定さとはまた違った色気があってやばいですね。 前作よりも更に愛が重たく内容も過激になりましたが、なぜかサクッと聴けてしまうライトさがあって気軽に再生しやすいです。 猿飛さんもキャストコメントに書かれていたように、ぜひ長期シリーズになってまた凪にぃに会えたら嬉しいなと思いました!何卒…!
2024年06月07日
(そして二日酔いで欠席のしゃけ) ↑このあらすじがもう可愛くて面白くて好きです。 二人の見た景色や写真が目に浮かぶような柔らかい雰囲気に癒されました。 特に印象的だったのは雨を気にせず夢中になって撮影する彼女と、その姿に目を奪われた彼が思わずシャッターを切るシーン。きれい…と呟いたその声が 「人が恋をしている時の声」としか表現できなくてたまらなく眩しかったです。 「駆け引きをしちゃうタイプ」とあったので彼が翻弄する側かと思っていたのですが、むしろ彼女の素直な反応に照れたり動揺していて、彼は駆け引きを楽しむタイプというより自信がないから駆け引き「しちゃう」部分が少しあったりするのかな…と思いました。 余裕があって甘え上手な彼も、心のままにポツポツ本音を溢す彼もどちらもすごく魅力的でした。 ユウ(ゲーム編)との同時購入で聴ける特典は彼女にとってちょっと過激な夢から始まります。 本編よりも濃密な雰囲気ですが、寝起きのほわほわとした声も相まってどこか穏やかさを保ったまま身体を重ねる様子にドキドキしました…!
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