通りすがりそのさんさんのレビュー一覧

原作の時点でわりかし「何やろ、この人感」のあったヒロイン。かわいいからって理由でそんなことするとか痴女ですか、と思ってました。弟のためにけなげに頑張る薄幸な姉、みたいなヒロインではないので、たゆんたゆんで頭ゆるそうな見た目になってて、納得はしました。
でも言蝉くんは薄幸かわいいし、体格さ萌えもあったので、まぁ細かいことはいいんですよ。

白嶺様は、やれやれ系けだるげお人よしというか、世話焼きなところもある、いい人(いや蛇神様ですが)だったんですけどね。冒頭でも本当は人の子大好き、みたいなところもおありで、かわいかったんですけどね。お酒もらってはしゃいだりとかねぇ。

よりにもよって、人間のせいで病み落ちというか闇落ちさせられてしまう、というのが悲しい。どうしてこうなった、という思いがぬぐえない。

ヒロインに対する村人たちの態度ひどすぎんか?って思ったけど、わりとこの人の(ねこ?)の自作自演な部分もあるよね?ひどない?って思ったんですが、そんな彼にも悲しき過去が、で許した。
ヒロインちゃんのこと大好きだし、ずるんずるんなめまわしてくるし、キスもおおめだし、言い回しはエロいけど甘やかし系だし、無理やりって感じはあんまりない。

冒頭のいい先輩ムーブが、後方彼氏面男ムーブだとは思わなかった。普通に守ってくれるはわ、親しげだわ、頼りになるわ、と思わせておいて恋人同士のいちゃこら会話のつもりだったんだろうな、この先輩。下の名前で呼んでーとか、そういうつもりで話してたんだろうなって、2回目の冒頭シーンこわーってなりました。
頭おかしいけど、自分が壊れてることしってるという。無理やりだけど、口調は終始甘やかしてる感じでいいです。

アンダーソン先生、冒頭でヒロインにイきりちらしまくって、大手なんですわーみたいなマウントもとってーとかやってたのに、脅し方が陰キャムーブで笑う。でもヒロインにマンガの感想言ってもらうとウッキウッキで喜んじゃうのは可愛い。
縄持ってきてた言い訳が無理やりすぎて、えろいけどコメディー。ふしぶしから本当は最初からヒロイン好きだよねーってのがわかってよいです。

この見た目と属性で童貞ですってよ。そのうえでヒロインにあうと嬉しくてしっぽが物理的にふりふり動いちゃうんですってよ。なにこのあざと可愛いイキモノは。
耳年魔なため、いざおっぱじめると手馴れてる感だしてきます。
普通に魔族サイド紳士すぎて苦労人ヒロインかわいそう。
お友達のショタ淫魔もきになるので、シリーズか続編だしてほしい。

メリバものあまたあれど、今回のエンディングは、本当にこういう目にあわされたくない感ありました。痛いとか怖いとかはないですが、絶望感がすごい。現実世界と似て非なる世界に永遠に閉じ込められるとか、1億年ボタン押しちゃったみたいな絶望。
土着ホラーっぽさもあり神話テイストもあり、みたいなシナリオです。誰が悪いってわけでもないんですけどね。

彼女に対する感情の自覚はありありなんだろうなって冒頭から思わせてくれます。
しかし彼女より劣っているとか、そういうコンプレックスで感情はぐちゃぐちゃになっているんだろうな、というのが短編なのにわかってしまうシナリオでした。
声や演技はたんたんとしているんだけれど、そういうところも不器用さが感じられてよかったです。

なんだこの後方彼氏面どころか全方向で全身全霊でスパダリな感じな男は。
しかし冒頭で先輩後輩として会話してるときから、世話焼き感バリバリにありましたね。最初から好き好きオーラ隠せていないの可愛い。あとたぶん、このときはまだヒロインからあんまり意識されていなさそう。
途中からは変化球な両片思い?コメディでしたが。

山添、お前その見た目で、そんな陰キャラムーブかますんかい!って言動にいちいち吹きました。コメディですよね、これ。どいう気持ちでそこに潜んでたんだよ、こいつは。
ヒロインの部屋ってあれですか、食べ放題のお店かなんかなんですか。入られ放題、やられ放題です。ちゃんと施錠してーって思うけど、合いかぎぐらい作られてそう。