Danh sách đánh giá của % 1

心も身体もぽかぽか幸せな大晦日から半年の時を経て、帰ってきてくれた道宮さん。
おかえりなさい、お待ちしておりました。

恋人同士となった後の前作のお話を拝聴している身としましては、今回のタイトルで銘打たれている「塩対応」という文字があまり縁遠いイメージで、あの道宮おじ(48)(1歳若いよ!)が…?と首を傾げちゃったよね。
実際に聴いてみると冷たくあしらわれるというよりは、ある一定のラインから踏み込ませない為の、彼なりの自衛といった感じ。
あからさまに邪険に扱われたりはしないので、不安に思われている方はどうかご安心下さい。

年齢や立場、あらゆるものを天秤にかけて毎度謹んで差し戻されてしまう部下ちゃんからの「好きです」
それでも懲りる事も飽きる事もなく、毎日元気に再提出を試みる姿を、可愛いと思わないわけはないんだよね。
図らずとも少しずつ距離が縮まっていく中、築き上げた防波堤を自ら叩き壊し、観念して一歩を踏み出したのは彼自身でした。

その大きなきっかけとなる夢が、まぁなんと尊いこと。
trリストを見た時には、てっきり部下ちゃんの夢かと思ってたよ!?
もうこんなんさ、我々が知る未来の更にその先の予知夢でしかないですやん…
すっっっごく………幸せだった!!!(渾身の溜め)

部下ちゃんにとって彼は「見てるだけ」「伝えるだけ」でもいい、推し寄りな存在。
その見返りを求めないところに今まで安心しきって胡座をかいていたのに、いざ向き合おうとするとその現実に直面して自信をなくしたりして、男(おじ)心ってば難しい…

けれどある意味吹っ切れてしまった人間は強く、しっかりとお互いが「男」と「女」である事をチラつかせた上で掌の上で転がしてくれちゃうんだよなぁ。

道宮京(49)に続き、(48)の彼も決して伊達ではなかったのだと痛感させられた今回の続編でした。
いつかあの夢の中のような未来の二人にも会う事が叶えばな…と、切に願います!

可愛らしいサムネに釣られてホイホイし、この天真爛漫そうなさわやかボーイにずっと先生が好きでしたー的に言い寄られて年の差LOVEが始まっちゃうのかぁ…

なーんて軽い気持ちで聴き始めてしまった全私、その迂闊さを大懺悔。
いやはやこれは、2023年上半期も終わろうとしているところでとんでもなくドえっちな作品と出会ってしまったもんだ…(遠い目)

偶然の再会から一夜を共にし、再び運命のような出会いを果たして晴れて恋人同士となる二人。

始まりは酔った勢いでのなし崩し。
彼の記憶の中の教団に立っている自分と、今腕の中で「女」としてとろけきっている自分の姿を比べられて「先生と生徒」であった事実をここぞという場面で匂わせ、その背徳感で煽り倒してくるのがなんともはや。
たまらんシチュだ!!はこちらの台詞なんですよ(まがお)

次に待ち受けるのは犬飼くんたってのご希望、生徒×先生ごっこ。
いたいけな生徒の皮を被ったおねだり上手な悪い生徒さん。
そして大トリを務めますのは犬飼新任教諭による、俺ちゃんと教えられてますか?な性指導。
こちらも新米の初々しさの皮を被る、とんだ狼さんでした。

犬飼くんの何がすごいって、これだけの事をしていても、そのエロさに一切「陰」や「負」の要素を感じさせないところなのよ。
一年間同じ場所で待ち続けるってなかなかの執着だし、世のシ彼なら9割はヤンデレストーカー化してるよね(え?)

挙げ句の果にとんでもねぇプレイをノリノリで提案してくるのに、なんだろうな、あざといながらもその真っ直ぐさと一途さでキラキラ輝いてるんだよね。
その眩しさに目眩ましをくらってる間に、あれよあれよとドスケベロード爆進させられちゃうからもうホント脳がバグる。

そんな彼には、2023年上半期ナチュラルドスケベ大賞を贈らせていただきたい。

過去も今も未来もまるっと受け止めてくれる犬飼くんとの、ハピハピえちえちライフにどうか幸あらん事を!

別に誰にも聞かれちゃいないのにカミングアウトしますが、私マッサージシチュがめっぽう癖なんですよ。
そんな己の性癖どストライクにぶっ刺さり、心のシチュボマッサージバイブル(何ソレ)の5本指に堂々とたる出で立ちで見参してくれた作品がコチラ。

まず、導入部がしっかりしているのがうれしい。
「マッサージ」と銘打ちながらもそれっぽい部分はちょちょいのちょいで早々にえちえち展開に雪崩れ込む事も多いですが、身体にみっちり圧を感じる時間をかけたマッサージwith吐息混じりのに色っぺぇお声のハッピーセットに大歓喜。
からの心と身体をほぐす為の特別なマッサージへのご案内きちゃ…!

まずはお試し、しかしお試しと言えどどエロい、そしてちょっと物足りなくて切ない。
そんなこころの嘆きを見透かしたかのようにお耳0距離で「待ってますから」なんて囁かれようものなら、再来店までの決意も秒ってもんです。

満を持しての本チャンは、ねっとりじっくりこれでもかもいうぐらいに高められ煽り倒されてからの挿入まで。
兎にも角にも舐めて舐めて舐めまくる、柴崎先生によるめくるめくパッション溢れる舌マッサージ。
これがわんこ系たる所以なのかもしれません。

約20分をかけてねぶられまくるお耳への施術で、もう初手から息は絶え絶え。
熱い吐息と色気フMAXな囁きと共に舌をねじ込み掻き回され、脳内液状化待ったなし。
左右で責め方変えてくるのは流石にずるすぎるんよ…
お口のマッサージに関してはあ、そっち!?ってちょっと面食らったけれど、いやこれはこれで先生の癖的なものが垣間見えて大変よきですねﾆｺｯ

切羽詰まってきた段階で特別感匂わせるお気持ち吐露にｷｭﾝとさせられながらも、最後まで一貫して「マッサージ」である事を貫き通してくれるのがあっぱれでした。

これはお財布すっからかんになっても鬼リピしてしまうお店(作品)だなぁ。
柴崎先生、恐ろしい人…!!

不運にも自身が負ってしまった怪我をきっかけに、憧れていた人と縮まる心と身体の距離。

喫茶店の店長と、アルバイト店員。
そんな二人の始まりと初めて、そしてこれからの物語です。

ストーリーは店長に自宅に送り届けてもらってから、彼がお家に帰るまでのおそらくほんの数時間程度の出来事。
約2時間という尺の中でこの瞬間を切り取り、一つ一つの台詞を発するまでの間や心模様を丁寧に描写されているのが、流石white mistさんと言わざるを得ない聴き応え感だったように思います。

実際に想いを告げ合うまでにも時間はかかるのですが、その核心に迫るまでの葛藤や焦燥感といったもだもだ感があまりにも絶妙。
年上の余裕なんて皆無ながらも、不思議とカッコ悪さは感じさせず、しっかりとこちらの胸ｷｭﾝポイントを擽ってくるんだよなぁ。

けれど純粋な年上お兄さんかと言われれば、決してそうではなく。
要所要所でグリッと理性を抉る「ずるさ」を繰り出してくるから全く以て侮れない。

最初に誤魔化していた「一番」をここぞという場面で振りかざされた時には、思わず天を仰いだよね…
絶対にこちらが教える側ではないキスの練習もそう。
かと思えば独占欲剥き出しに中も外もいっぱいにされて、逢裕さんという存在をこれでもかという程にマーキングされちゃうんだ。

ちなみに今作のBest of ズルイは、電車の音の免罪符性だと思っています。
結局は全部聞こえてるんやろがい!!みたいなね。

最後の添い寝trはR18要素はないものの、彼の根っこの部分の温かみに触れられたような気がして、個人的にはとても好きです。
唯一の身体の触れ合いが指切りなんだけれど、それがまたなんとも…!

ただ過保護に甘やかすだけではなく、どこか大人特有の回りくどさや、じっとりとした執着心にもまみれていて。
そんなどろついた部分に不意に横っ面を殴られ、その度に心根をぎゅっと鷲掴みにされたような気持ちになる作品でした。

高校時代の後輩の夏生くんの現職業は、No.1ホスト。
自分に気を許し甘えてくれる彼を憎からずず想っているからこそ、今までお世話を焼いてきたんだろうね。

かと言って恋愛とまでは至らず、付かず離れずの均衡を保っていた関係から一歩を踏み出したのは、彼でした。

―――なんでシ彼って、媚薬所持しがちなん??


薬を盛られひん剥かれた状態でわからセに持ち込まれてはいますが、わりと早い段階で両者の気持ちを確認し合えるので無理矢理感は然程なかったかも。
それでも両想いらぶらぶえっち(ﾊｧﾄ)と一朝一夕にいかないのは、長年募らせた夏生くんのクソデカ感情を拗らせたがゆえの、絶対に先輩を逃さないマン精神ですな。

そしてその圧が淫語として形を成し、こちらの情緒と羞恥心をガツガツ殴り倒してくる容赦のなさたるや。
思いつく限りのドスケベワードを並べ連ねたかのような、まさに淫語のエレクトリカルパレード。

しかもただエロいだけではなく、その一つ一つに込められた想いの強さがまたね。
「二人の遺伝子が混ざり合ってが宝物が生まれる」とか天才か?不覚にも幸せ感じちゃったじゃないか…
あと「えっろ」の言い方がエロすぎて禿げました。
超重量級の愛で色とりどりに飾り付けられたワードセンスに、目の前どころか脳天までチカチカさせられちゃったナ。

個人的には夏生くんのNo.1ホストっぷりを存分に堪能させていただける最後のtr激推しです。
コールからの卑猥な合いの手強要、しっかりと指名料まで搾取されるシステム。
こんな「私だけ」を心にも身体にも刻み込まれちゃったら、ラスソン取れるまで頑張っちゃうよぉ…(ﾁｮﾛ)


それにしても、色恋営業やアフター一切なしにNo.1ホストに昇りつめた夏生くんってば何者ぞ…?
是非一度卓に付いていただき、そのとてつもねぇ接客にあやかりたい所存です。

でもどんなに高額なボトルやシャンパン入れても、あのコールは先輩専用なんだろうな…ｼｭﾝ

道行く先で偶然出会った怪しすぎる謎の男性。
そんな彼に強引にも連れ去られた先は、大国アリシェラを治めるアミール王のハレム、通称「鳥籠」

身分違い上等のシンデレラストーリー?と思いきや、そんな一朝一夕とはいかない一癖も二癖も潜んだラブコメ作品がコチラ。

サムネだけ見るとThe俺様キングの問答無用っょっょ孕まセ!!という脳内ﾊﾟｰﾘﾅｲｯしちゃうイメージなんだけれど(ド偏見)、いざ聴いてみるとコメディタッチな面白お兄さんみが強くてあらびっくり。

いやもちろん、アレはソレで(どれだ)っょっょなのよ?
一晩で側室の部屋5つ渡り歩いてたとか、激高度数のアルコールを口移しで流し込まれ酩酊ふわふわえっちに雪崩込まれたり、果には大家族計画を声高らかに未来永劫夜は寝かせない宣言してくれちゃうというね。

そんな超絶絶倫王を前にもう白旗を掲げるしかないのかと腹を括っていたら、いやはやなかなかどうして、こちらも負けてません。

とりあえずは、先制の寝起きパンチ。
あの手この手を使って籠絡させようとする猛攻を掻い潜り、隙あらば檻を蹴破って飛び出そうとするフッ軽さ。
そんなこちらの一挙一動に一喜一憂してあたふたするアミール王のかわいそ可愛い姿に、母性にも似た愛おしさが込み上げてきちゃうんだよなぁ。

溺れそうな程の一途な愛を注がれイチャラブ展開…となってもいいはずなのに、うっかりさんが仇となりハピエンまでの道程も一筋縄ではいきません。
そして挙げ句の果てには自分自身に喧嘩を売り始めてしまうなんという愛すべきバk……ｹﾞﾌﾝｺﾞﾌﾝ!!天然キングなんでしょう!!

残虐王・脳筋の愚王と呼ばれながらも、誰よりも自分の国を大切に想い、守り通してきた気高き王。

そんな彼の手を取り共に歩き、時にはお尻を蹴り飛ばして軌道修正をしてあげながら、同じ志を持つ者として愛し愛されていけたらいいよね。

迷い込んでしまった異世界で、救いの手を差し伸べてくれたライオン獣人の王レオル様。

いやもう出立の時点で獅子王としての貫禄と威厳が半端なくてだな…
開幕1分経たずして、やだもうレオル様カッコいい…ﾄｩﾝｸ////と後宮のモブメス1に成り下がる私がおりました。

後宮に入る事を条件に助けられ、もちろんその場所柄からも彼から求められる事はただひとつ。
完全に支配される側の弱者として組み敷かれ欲望のままに貪り尽くされるのかと思いきや、口調は荒っぽくもありながらも意外や意外、この上なく優しく丁寧に導いてくれるその手に再びﾄｩﾝｸ/////

しかしながらも獲物を快楽の淵へと追い詰めるその様は容赦なく、熱のこもった視線と声、流石獅子王とも言える猛々しさでとことん高みに昇り詰めさせられていきます。
舐められしゃぶられ吸い上げられる水音が、兎にも角にもドえっち。
甘い香りに脳ミソ揺さぶられるとか言いながら散々煽ってくるけれど、こちとらその無作為に振り撒かれる色気の過剰摂取でとっくに脳ミソなんて液状化してますからね!?

プレイに関しても俺様を貫くわけではなく、どんな風に抱かれたいのかを聞いてくれたり、文献を読んでまでニンゲンとの交尾や悦ばせ方を調べてくるのが可愛いよね。
キスという概念がない獣人の立場を上利用してキスの練習を強請るレオル様…あの、もし宜しければこのメスモブ1めがお相手を……あ、必要ないですか、そうですか(すごすご)

弱肉強食の世界の中で、獅子王として孤独と共にずっと独りで闘ってきたレオル様。
そんな彼が己の境遇と重ね合わせ「お前の存在があるから強くなれる」と言ってくれたその言葉は、最強で最高の殺し文句だったのではないかと思います。

強いのに誰よりも優しい彼だからこそ、きっとたくさん負ってきた心の傷。
運命の番となり、そんな彼を優しく包み込み、支え合っていける存在になれたら嬉しいなと思いました!

ラミナプラネットさんの新シリーズ「ラストパレード」

既存のシリーズにとはテイストをガラリと変えた、滲み出る不穏さとインモラル感。
そんなシリーズ一作目を飾るのは、彩さん演ずる親臣くん。

どこか抜けていて無防備、そして家族以外との人間付き合いに臆病な姉に優しく寄り添ってくれる大切な義弟。
「役割とか関係なく姉ちゃんが大切」と頭を撫でてくれる親臣くんの側にいるのはとても安心で心地良いものだったのだろうけど、きっとそこに甘えっぱなしな自分を奮い立たせる為にも独り暮らしを考えたのかもしれないね。

そんな彼女に対して親臣くんが過去のトラウマを引き合いに出してまで引き留めようとするのが、初っ端から精神を抉ってきてなかなかに容赦がないんだ。
そして面倒見のいい優しい義弟から、姉ちゃんを女として愛する雄への切り替わり。
そこから先の「姉ちゃん」と「あんた」の使い分けの巧みさと感情のジェットコースターっぷりに情緒を掻き乱されて、名実ともに親臣くんという存在に心も身体も塗り潰されていくのは、必然だったのかもしれません。

「好きな人と気持ちいいことしてるのに、変なの」

泣いている姉ちゃんにそう語り掛けながら、自分自身をも揶揄るような親臣くんの泣き笑いがあまりにも切なすぎて。
本当の意味で彼女に触れ、そして触れられたその先に、未来があるのはわからないけれど。
今この瞬間だけはと縋り、一緒に堕ちていくしか選択肢はなかったように思います。

聴き終えたあとも心の奥底がじくじくと鈍い痛みを覚え続け、抉られた箇所が塞がらずにずっと親臣くんの悲痛なる想いが溢れ続けているような、そんな余韻を深く刻まれる作品でした。


早期購入特典ボイスに関しては、発売から15日限定とのこと。

1tr自体は短い音声ですが、trが進むにつれて絶対零度へと向かっていくゾクゾク感が楽しめてオススメです!

甘酸っぱくて刺激的をテーマに繰り広げられるそれぞれの恋模様。
シリーズ3作目の共演者は、猿飛さん演じる和倉頼くん。

本業はアイドル、けれどそこに胡座をかくわけではなく、どの仕事に対してもとても真摯に向き合う頼くん。
彼女は仕事での共演をきっかけに恋人になった同業者ということで、同じ志を持つものとして、その面で対等な会話が出来るのが新鮮であり嬉しくもありました。

そんな二人の間に、ふとしたきっかけで生まれかけている亀裂。
「仕事相手だから」というのがわかっていても、自分自身がその仕事を通じて彼女の魅力に気付いたからこそ、不安になってしまったんだろうね。

お互いの気持ちを丁寧に確かめ合うように、甘く優しく蕩けるような二人の時間を共有する「Strawberry」
彼女に置いて行かれたくない、一番近くで自分を見ていて欲しいと願う頼くんの切なる想いがグッと心に響きます。
触り合いっこをしている時の水音のマリアージュがまぁドえっちなこと。
お互いの想いを改めて確認し、その上で心も身体も重ね合わせられる多幸感に酔いしれられるルートでした。

対して、嫉妬心と執着心剥き出しに浮気の確認&上書きの強要をされながら、頼くんの想いを一身に注がれる「Lemonade」
彼女が大好きだからこその拭えない猜疑心で、ひたすら焦らされ高められ、頼くんという存在を隅々にまで刻み付けられていく…
無理矢理感はあるけれど、こんなにも愛されてるのかとしみじみと実感して思わず抱き締めてあげたくなっちゃうんだよなぁ。

このシリーズの醍醐味である作中の分岐ですが、今までの中で一番色濃く明確に、その差が表現されていたかもしれません。

互いに仕事への熱意や努力を認めた上でリスペクトをし、それを糧に己の演技にも更に磨きをかけて高め合える。
だからこそ恋人としても仕事場仲間としても、これからも素敵な関係を築けていく二人なのだろうなと思いました。

各ルートでそれぞれのヒーローと出会い、様々な想いと快楽の中を駆け抜けてきたモブ令嬢シリーズもついに完結編。

待ち受けるのは、ラストに相応しいリーサルウェポン感を前作のチラ見せからむんむんに醸し出してくれていた、佐和さん演じる魔王バルバトス。


冒頭からあまりにも巧みなダミヘの使い方で「ここ(そこ)にいる」という絶対的な存在感を浴びせられてゾクゾク。
恐怖に慄きながらも、暴力的なまでに妖艶な色香とお声に囚われ、身体は籠絡待ったナシ。
熱い吐息と共に舌を捩じ込まれ嬲られ、私のお耳は無事液状と化しました【完】

―――なんて生ぬるい事はもちろんさせてもらえず、壊疽王バルバトスという存在そのものを心にも身体にもジワジワと刻み付けられていきます。
長大なソレ、大いに気になりますねﾆｺｯ

それぞれのルートで新しい自分となりながら、愛を育みストーリーを進めていく。
そんなまさに乙女ゲー感覚で我々がこのシリーズを楽しむ最中、バルバトスはずっと孤独の闇の中でもがき苦しんでいたんだね。

自分以外を選び幸せそうに笑う姿を否が応でも幾度となく見せつけられて。
繰り返される残酷なストーリーの中で図らずとも得た知識で与えてくれる快楽。
それと共に楔のように打ち込まれる彼の苦しみに、胸の奥がぎゅっと締め付けられる思いでした。

そして両側から迫られる「君が選ぶんだ」という最後の言葉。
自らの意志で行き着くEDを決めなければいけないというのが、本当にゲームの選択肢をクリックして進んでいくかのようでニクイ演出だなぁ、と。

その先に待ち受ける未来は、どうかご自身で選択し、ありのままを感じて受け止めてもらえればと思います。
ただ一つ言えるのは、どちらを選んだとしても何をも凌ぎ、全てを超越する深い愛がそこにはありました。


ラセルさんがもつ淫靡で甘美な世界観が十二分に詰め込まれたシリーズ、最後まで本当に楽しませていただきました。
ありがとうございました!