両手が自由になった人的赏析一览

仕事が出来てスマートでかっこよくて絵に描いたようなスパダリと少し引っ込み思案な女の子。
そんなスパダリは海外出張が決まり女の子と離れたくないあまりプロポーズしますが、女の子からは赴任先に着いていくことを拒否し結婚も考えさせてほしいと断られてしまいます。
仕方なくスパダリは1人で赴任しアホみたいな激務に耐え半年で一時帰国しますが、なんと引っ込み思案で自分に頼ってくれていた女の子は職場の人間と仲良くし自ら勉強会を企画するほどやる気にも満ち溢れていました。
そんな女の子に動揺を隠しきれないスパダリは見事ヤンデレに変貌を遂げます。
スパダリに控えめな女の子が依存していると見せかけて、実はスパダリの方が女の子を自分だけのものとして精神的に大きく依存していたわけですね。
今までのスパダリとは別人のように情緒がジェットコースターで、もうスマートさなんて全て投げ打って女の子に泣いて縋ります。土門さん情緒めちゃくちゃな男性を演じるのが上手すぎる。
そして最悪「ただいま」と帰宅をキメたところで、久しぶりにスパダリを発揮し女の子をスマートに監禁します。
ここまでも大分おかしかったのですが、監禁生活が始まってから更におかしくなります。音声だけなのにハイライトない据わった目がありありと思い浮かぶ程でした。

セフレ大量にいるクズなお兄ちゃんに処女を捧げます。
知らんセフレの香水の匂いするし嫌なのにいっぱいいっぱいになりながらお兄ちゃんに流されます。
最中に普通にセフレの話題出すし倫理観は終わってるけど愛情はたっぷりです。
ただ気になるのが、最中の音がどうしてもトタンに大きな雨粒が落ちる音にしか聞こえずエロと風流がせめぎ合ってました。

特典SSを読むと分かるのですがボタンのかけ違えが凄い。小さい頃のハーランは泣き虫で自分に自信がなくてベッドで一緒に眠る可愛い弟だったのですが、いざ25年ぶりに目を覚ますと商人として成長した屈強な男になっていました。そんなハーランに見合うためにヒロインは自立し、自分で自由な立場を勝ち取ってからハーランの横に並び立ちたかった。しかしハーランの本質は変わっておらず、ヒロインが飛び立った後も自分のところに戻ってくる自信は欠片もなく、ついには風切り羽切り落としてしまう。そして自分で切り落とした風切り羽を、どうやったってもう元には戻らないのにいつまでも握りしめてるというわけです。

いや心中エンドしか見えねえーーーーーーーー!!!
良き鬱展開でした。
さすが土門熱さんエロは十分過ぎる程エロいんですが、キャラの作り込まれ方と演技力で鬱の絨毯爆撃でした。ハピエン厨なら即死でした。最高です。

個人的に今までの犯したいシリーズの中で1番好きです。両想いでラブラブなんてことは一切ありません。
人との関わり方がド下手でネガティブな男の子にひたすらアタックされます。祭木くんの選択肢は押せ以外にありません。ヒロインに抜いてもらって以来どれだけ拒否されようと電話をかけまくり、ついに親友をだしに使って呼び出して更にその親友を盾に付き合うよう脅迫までします。
しかし中身は吃音症がコンプレックスで愛されたがりの可愛い男の子です。手コキやフェラなど自分のために何かして貰えると喜びます。個人的にはキスに必死さからヒロインへの切実な想いが分かって良かったです。
ただしヒロインからすれば1回抜いてあげたらめちゃくちゃ執着してするヤバいやつなのでもう少し何かないと絆されてくれなさそう。
それにしても声優さんの演技力が高い。吃音症の表現ももちろんですが、ヒロインの行動に一喜一憂する様や振られてどんどん陰鬱になっていく声のトーンが素晴らしい。

4人全ての作品購入して良かったのでこちらも購入してみました。特に百雪くんが最高でした。
前回は購入前に甘ウザってなんかなあと思っていたのですが姫咲遙さんの可愛らしい声にノックアウトされました。
今回もやっぱり可愛くて映画館で映画に夢中なヒロインに構って欲しくて鼻にかかったような甘えた声が本当に本当に可愛くて、もう撫でてあげたくなります。その後も終始甘々で良かったです。一度浮気疑惑があっただけに所々出てくる独占欲も可愛らしいです。嘘泣きも可愛いし、監視癖も、もう全てが可愛い。キャストトークでは資生堂パーラーのチーズケーキが美味しいとの事でしたのでポチりました。届くのが楽しみです。

前作を聴いている最中にあまりに歯磨きプレイがやばすぎたので一時中断してSSを読んだのですが、あまりに面白くこちらにもSSがあるということなので購入しました。
今回の鷹司さんは幼少期の家庭環境のやばさが垣間見えます。ピクニックではヒロインにお母さんのように早死してほしくないないと言う思いと、父親から受け継いだ好きな人は監禁したい鷹司遺伝子の間で揺れ動きます。またやっとヒロインが手錠を嫌がっていたことに気がつきました。小さな進歩です。このまま少しずつ進歩し続ければヒロインが死ぬまでは自由に外出できるようになるかもしれません。
なんと言っても最高だったのがヒロインが鷹司さんを攻めるシーンです。手錠され攻められた時、はじめの頃は「いい子だから」と主人公にやめさせようとしますが、最後の方は「いい子にするから」と懇願していました。最高ですね。優位に立っていた人間が懇願する様は本当に最高です。
はちゃめちゃにやばい男が受けもできる変態に進化です。おめでとうございます。