かまっち的赏析一览

ジャケイラ見たとき、これで「おじさま」?って戸惑いました。おっさんにしか見えないって。でも、全編聞いて納得。
これ、由緒正しきダークヒーローものです!

鬼塚さん、確かにグレーゾーンのおっさんなの。法律の抜け穴つかいまくり、暴力もついでにエロも当たり前。座るときに声出ちゃうし。若いのは怒鳴るし。口は悪いし。どうせ底辺、みたいに開き直ってる感じもするし。

でも、年寄りと(多分)子どもにはやさしい。人の事情を聞く耳を持ってる。ありがとうと悪かったが言える。同居人に予定を伝えられる。
ヒロインを褒めるとき、容姿じゃなくて能力を褒める。合意なしにはしない。避妊も欠かさない。頼りがいはあるけどちょっと陰も過去もある。

ってな感じで価値観が21世紀にアップデートされてます。
第一印象が最悪でも、中身を知れば惚れます。ヒロインにとっては、最高の「おじさま」。

でもスケベ親父だから、Hはシリーズ1エロい。
潰されるまで愛されます。直接的な淫語なしに、今何をしてるのか、されてるのかわからされる展開で、ライターさんほんとにお上手。

とくにお勧めは、お互いに指一本触れていないし視線も絡まないあのシーン。吐息だけなのにめちゃくちゃエロかった…やばかった…。セリフなしに部屋の空気がどんどん淫猥になってくってどういうことよ。
茶介さんの本領発揮。表現力の豊かさにやられました。
最後の一言が、鬼塚さんの懐の深さとデカさ表してる感じで、そこで完落ちです。最っ高。

シリーズ全体通して「避妊の理由」｢事後の朝のヒロイン」「愛の一言」がそれぞれ書かれますが、そこも鬼塚さんらしくて、惚れました。

ドラマパートもHシーンも、きちんと作り込まれた作品。
戦隊ものならレッドよりブラックがごひいきだったあなたに、絶対お勧め。

神秘的な色気のジャケットイラストに惹かれて購入。
期待通りの美しさと艶やかさでした。
皇帝さんの、あえてふり幅を少なくして穏やかに仕上げた声に、繊細に感情をのせて色を付けてくる演技が光ります。

最初は稚気あふれる神様なんですよね。「しるし」をつけてやったのに拭われてむっとしたり。お酒ささげられてうれしくなっちゃってついすごしちゃったり。
抱き方にもそういうところが現れます。自分で全部準備させられるとは思わなかったよ。首筋かむし!毒入れてくるし!頼んでないけど!無邪気で、傲慢で、善意と色気が吐息に乗ってました。

それがだんだん、だんだん穢れていく。
その理由は、ヒロインちゃんが不用意に人に秘密を話したから。

ここは、とっても昔話的でよかったです。怪異によくしてもらったのであれば、そのことは生涯明かしてはいけないのですよね。雪女も、鶴の恩返しもそうじゃないですか。隠されたのはヒロインちゃんが約束を破ったからと考えると、シナリオの流れも非常に自然です。鳥下先生、お見事です。

話は変わりますけど、現代のわたしたちって、祈り方を知らないのですよね。今だけ、金だけ、自分だけの時代ですもの。だから、後輩くんたちのように、他者への呪いを白嶺様にぶつけてしまう。

その呪いが、白嶺さま自身の欲になってでてくる後半もたまらなく色っぽかったです。蛇だけど!神様だけど!いきなり二か所はきつい!とか思って聴き始めたんですけど、そこにあるのはヒロインちゃんへの執着=愛で、理想のメリバってこういうことなんだろうなと思いました。

ヒロインちゃん、シリーズの「隠し鬼」と同じように、ゆがんだ形で永劫大事にされていくのでしょうね。国原先生の絵で、神様形態のイラストが見たいです。

あの、力を取り戻した白嶺さまと、現在領域を支配している狗杖って、これから勢力争いを繰り広げたりとかって、ないですかね‥‥‥。

これは、まさにその寿命が尽きようとする日に出会ってしまった運命の人を地上に繋ぎとめるべく、天命に逆らうため、知も身も心も捧げ尽くした鷹司将の、10年間の愛と闘いの記録であるーーーー。

とまあ、昭和に敬意を表して往年の大映ドラマっぽくまとめてみましたが。
「溺愛監禁」シリーズですし、あの二人の父親!ってことで、覚悟を決めて購入しました。痛いのも無理やりも苦手族なので。

けど。
そこにあったのは、ほんとうにうつくしく悲しい、愛と受容の10年でした。素晴らしいレビューがいくつも上がっているのですが、私も蛇足ながら少しだけ。

鷹司パパが息子二人と違うのは、ヒロインちゃんの話を聞くところ。すべてを受け入れ、望みをかなえようとしたところ。だって無理やりが一回もない。狂気もない。

トラック4や7あたりは確かに小さいころから別々に暮らしていた〇供には、大事な母親を監禁して衰弱死させた非道な父親にも、人目に触れさせることさえ拒むほど妻を溺愛した父親にも見えるだろうなと思いました。

でも、そうじゃないんですよね。「運命の人」のすべてを、最後は死さえも受け入れる、深い深い愛が、将にはあったのですよね。あそこまで医療が介入していたら、栄養剤の注入などで体だけ生かしておくことも不可能じゃない。でも、さまざまな「美味しいもの」をとれなくなった時点で将は、彼女の最期の望みをかなえることに決めたのかもしれないです。それもまた、覚悟の上の愛としか言えない。ヒロインちゃんも、苦しみの中でいのち尽きるまでそれに応えた。愛の交歓です。

‥‥‥なーんでそれが、息子たちに伝わらなかったのかなあ。

フリトで茶介さんが、予想外の台詞に気持ちが乗ったとおっしゃっていて、それが遺書のあの文章なら、鷹司パパ、父親としても最善を尽くすと思うんですよね。結局、「昭和の父親」にしかなれなかったのかなあ。

そこが、すっごく気になっています。

昔馴染みで仕事仲間の二人が幸せになるまでのお話。
とまあ、ざっくりまとめるとそうなんですけど。
うわさは聞いてたけど、この作品すごかったー!!!!!!!

登場人物は、どこにでもいる青年男女。職業こそカメラマンとレポーターっていう華やかな名前。でもまじめに仕事して、終わって一杯飲むのが楽しみで、明日に不安があって、親がそろそろいい年で…な、まさに「わたしたち」。引き込まれます。

主人公のガンちゃんは、彼女に惚れてることを隠さないタイプ。チャンスがあれば口説くけど、仕事優先のヒロインちゃんを尊重してそれを押し付けてこない。いる!こういう「普通の」いい男、いる!って思います。このリアルな人物造形は脚本家さんの真骨頂でしょう。

そして、演じる茶介さんの芝居がまた「普通」なんですよ。スパダリでもない特殊能力者でもない、「どこにでもいる普通の人」って、嘘くさくなく演じるのがいっとう難しい。しかも、ヒロインはもちろん「わたしたち」も惚れる魅力的な人物にしなきゃいけない。

それをほんとにリアルに演じてくださいました。ヒロインちゃんへの気持ちも、ヒロインちゃんがどんな女性かもちゃんと「見え」ました。
ガンちゃん、今日も日本のどこかでカメラまわしてるんだろうなー、幸せになっててほしいなー、って思ってます。

当然ベッドシーンもあるんですが、この二人ならこういう風になるだろうっていう、自然な手順なんですよ。ここは脚本と演出の上手さもあります。一回目と二回目の関係性の違いを出しつつ、ちゃんと官能的で、ほんとによかったです。

上質な恋愛映画のような、すごい芝居を聞きました!ありがとうございました。

ちなみに脚本の出来が良すぎて、フリーランスなどで仕事が減るかもって不安をおぼえたことがある方、そこをストレートに刺されますので、心当たりの方はお気を付けください。ストーリー上必要な展開なんですが、きつい人にはきついです。

サンプル聞いて面白そうだったので購入。
「悪い男」というより、スパダリ要素が強く出てました。

上司の東雲さん、最初からすっごく優しいです。これ、大人の駆け引きを仕掛けてたつもりだったんですね。でも、肝心の情報がヒロインちゃんに届いてなかったので、すれ違いが起きちゃって、それが解消されるまでにひともめありました。
最終的には両片思いが両思いになります。ある意味正統派の恋愛ものです。めでたし愛でたしですし。

一個気になるとすれば、最初なのに、最後までそんなところでしちゃうの?って場面があるところ。専門の業者入れないと、次の日絶対出社してから気まずくなる場所です。だから個人的には「カット」が入ってwプライバシー保てるホテルとかに移動したって解釈で聞きました。そこだけちょっとね。

あと、特典がおすすめ。そこが弱いんだ!と微笑ましくなりました。

大人の恋愛ものとして、おすすめです。

設定からして好みだ!と思ったので購入。
舞台は近未来、とある前線基地。
主人公ウェルナーはドローンのパイロット。
で、ヒロインちゃんはメンタルケアを担当する「調整機」。
きっちりSFじゃないですか!とっても楽しみにしてました。

またこの設定が生かされているんですよ。後半は、その設定をこう使うか!とうなりました。

で、パイロットですから出撃しますし命の危機にも陥りますし怪我もします。戦闘ですからメンタルをぐちゃぐちゃにされもします。
そんなウェルナーさん、「冷徹」ってことなので表面上は不機嫌で毒舌。
でも、おなかの中はいろんなものがぐつぐつ煮えてます。わりとやばい。
この二面性を、我武さんが感情の振り幅をおさえつつ丁寧に演じてます。良い。すごく良い。

で、ヒロインちゃんが「調整」のためにいろんなところをつなげます。ストレスたまったウェルナーさんに「ゴミ箱」呼ばわりされるような職種ですから、まあ表面上はひどいことされますし言われます。近未来のお道具も使います。これがとんでもなくH.文字だけ読んでるとSMだし拷問だし絶対痛い!って感じなんですけど、聞いてると、そこに愛と情があるのが分かるんですよね。ヒロインちゃんの性癖でもあったようで、壁派としても安心して聞けました。

個人的な聞き所は、最初にヒロインちゃんとウェルナーさんが調整のためにシンクロするところ。Hシーンでもないし、状況を説明する台詞が中心なんだけれども、心拍、吐息、ため息で、ウェルナーさんが「落とされた」ことが表現されているようで、すっごく好き!でした。

BoneCageさんのハピエン。一ひねりありますが、ちゃんと、幸せになれます。SF好きにも満足のいく作品でした。

音声作品でひいい、って打ちのめされたので、コミカライズを楽しみにしていました。
サムネイルがまず、ストーリーにぴったり!そうそう、こうなるのよね、と期待させてくれます。

コミカライズなのでヒロインちゃんの表情がわかるのも良い!ちょっと流されやすい感じで、かわいらしくて、子どもの頃に「うかつな一言」を言っちゃって執着されちゃいそうな雰囲気があります。

槇島くんの手練手管もほんとにえっち!指先に神経集中してる感じとか、表情に罪悪感がないところとか、声が聞こえてくる感じがありました。
100ページ、ドキドキしながら読みました!

あ、首締めシーンがありますので、そこだけご注意ください。

スローセックスものを一度聞いてみたくて購入。
スロセって、焦らされにじらされるんですね……。
全体を通して挿入含めて「一回」。
それを1時間弱ぐらいの時間をかけて描きます。

久しぶりに会った恋人同士の会話から始まり、「する」ことへの同意を確認して(ここで対になると分岐します)、触れる。丁寧です。
で、ここからの言葉がけがほんとに優しくて良いんですよ。「下着を着けていない」ことにコメントがあるとは思わなかった。久しぶりに会った彼だけど、がっついてこない。ヒロインちゃんの様子を確認しながらじわじわ高めていく。でもマグロちゃんにするんじゃなくて、ヒロインちゃんが彼に触れるシーンも描く。避妊もする。

初めて夜を過ごすんだけど…っていう二人の教科書にしたいような、理想的な「一回」でした。ほんとうに甘いものが聞きたいよ、って気分の時におすすめします。

あらすじを読み、「二人が思いを通じ合わせる」までのドラマを聞きたいなと思って購入。期待通りでした。

冒頭いきなりベッドシーンから入りますし、「元彼とセフレなんて」なんて台詞もありますが、どう聞いても片思いされてますよねえ、って行間。
飲み屋で友達を紹介されて会ってみるかどうかで、対になる「黒」と分岐するようですが、断って「青」ルートを選んだときの安心したような声が印象的です。で、ここからもだもだが始まります。

なかなか煮え切らないんでヒロインちゃんが取った方法が「お見合いするからもう合わないと電話する」なのは、ちょっと今どきではないかなと思いましたが、ちゃんと釣れてくれたのでそこはオッケーだと思います。

きちんと思い合いを通じ合わせてからのベッドシーン、あんたらそういうプレイする関係だったのに別れられるつもりだったんかいw他の相手じゃ満足できないでしょみたいなところもあり、いろいろな意味で大人向け作品でした。(道具とか痛いとかはないです。そこは大丈夫

両片思いから両思いに、という作品が聞きたいなら、おすすめです。

Facet Actのサブキャラとしても登場していたぶんちゃん。
良い味出してたので、メインとしても聴いてみたくて購入。

「私が大事に思っているあなたのことを悪くいうのは、たとえあなたであっても許さない」っていう全肯定の台詞を、どこかで読んだことがあります。
この作品のテーマ、これじゃないかなあ。

ぶんちゃんって、とっても流動的だと思うんですよ。
一人称も、職業も、恋愛対象も。流動的な分、幅が広い。
そんな自分を全面的に受け入れて肯定してる、穏やかな光属性の人です。

そういう人にかわいいって褒められて、ゲームとはいえ私の中から出てきた言葉を拒否しないで、って言われ続けたら。
これ、自分に自信がつきますよねえ。口説かれ方としてとっても良かったです。

でも、最後の一押し、一線を越えるときの手練手管は舌を巻くほど巧み。
「雨で濡れたから自宅に連れ込む」ってあるあるだけど、そこからの駆け引きがちょっとクスッとくる感じで、でも有無を言わせない勢いがありました。とはいえちゃんと合意と避妊はバッチリなんで、安心して聴いていられます。

艶事も、優しさにあふれてます。かわいい、好きって繰り返し繰り返し言われて。でもちょっとSっぽい面も見せたりなど、いろんな方法で愛されて。間違いなく満たされます。この尺でこれにここまでの時間使う?ってちょっとびっくりした場面もあったし、かっぱガリさんの舌技と絶技がさえてました。

最後には、してもらうばっかりじゃなくて、自分もぶんちゃんにしてあげたい!って思うようになってました。前向きな気持ちをありがとう!

いろいろ不安定なときに、ゆらいだままでいいんだよってまるごと愛されたい人にお勧めです。

髪内さんの低音が素敵すぎるのでこちらも購入。
特典別売りありがたすぎます!

こちらはお風呂H。
とはいえ、音響さんが上手なのでしょう、反響音があまりぼわぼわした感じにならず、聞きやすいです。
内容はいつも通り、仲良し夫婦の夜です。
お風呂というシチュエーションで、低音のいい声の響を楽しむのがお好きなら絶対おすすめです。

髪内さんの低音に惹かれて購入。
期待通り、ビリビリきます……!

物語は本編の後日譚。ちょっとした有名人になりつつあるヒロインちゃんの声を独占したい社長さんのお話。
社内で二人きりになれる場所があるなんて、とってもH!
ただ、大事に大事にかわいがられているのはわかるんですが、何をされてるのかシナリオがちょっとわかりにくかったのが残念だったかな。
本編とあわせて聞くのが良いかもしれないです。

万屋さんの Monochrome Sex シリーズが大好きで、特典も楽しみにして購入。期待通り、最高でした。

本編は年の差両片思いから、両思いになるまで。
年下ヒロインちゃんがぐいぐい来るのを交わしきれなくなって、最後にはとうとう……って過程が良かったです。
年の差だけではなく体格差もあるようなので、小柄なヒロインちゃんが押して押してやっと!って時には、良かったねえと思いました。

ただ、本編最後、「距離感を詰める」ことと「ぞんざいに扱う」ことはちょっと違うぞという終わり方だったので、そこはちょっとなと思いました。
あがめていたお嬢なんだから、もうちょっと尊重してあげましょうよ。

本編終了後、私生活でも仕事でもうまくいっている2人の様子が描かれる特典です。

招待されたリゾートホテルで社交という名のビジネストークをした後、自室で、という流れ。富裕層向けなのでいろいろ気にせずのびのびできる(いろいろと)なのは良いですね。ラブラブで何よりです。
シナリオにちょっとした仕掛けがあって、佳春さんの余裕がありそうでなさそうな心境が垣間見られたのも良かったです。

仲良し夫婦の一夜が気になる方におすすめ。