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凄く素敵なお話でした…!ただ惜しいのがおよそ20分という尺の短さ、短いのですが逆に言えばキュンとしたりドキッとしたり要点のみがテンポよくきれいに詰め込まれている作品でした。ひとつひとつのセリフや流れに没頭してしまう。
あらすじにあるようにヒロインはひどい環境に身を置かれてお金を稼がねばならなくなった矢先、偶然拾ってもらえたのがシャオくんという名の王子様…ならぬ〇ィアのドンでした。
シャオくんが幾つなのかはわかりませんが、年下とも年上ともとれるような魅惑のお声で「おねーさん」と呼ばれるだけで甘えたくなってしまう。
お声を充てた立知さんの演技力と人を手玉に取る色気のある声音と言葉で色々と翻弄して優しーく囲い込んでくれます。リップ音も程よく個人的に凄く好みです。
シャオくんの更なるバックボーンの見え隠れ、ヒロインに執着する理由が何なのかがはっきりする続編を熱望しております…!
入店し冒頭に流れるピアノBGMのうさん臭さと、店主である高山さん(CV栂井栄人さん)のセリフや表上の人となり、お店の雰囲気がマッチしていて序盤から既に高山さんのペースに乗せられるのが心地よい作品です。SEのタイミングなどにも拘りが感じられて、二人が今何をしているのか情景がつぶさに浮かんできます。BGMの変化がさりげなく心境の変化を表しているのがまた本当に丁寧です。
占い師という生業、店名にも談話室とつけるだけあって人心掌握と操作が巧みでどことなくうさん臭さは抜けないのですが意外(?)にもアドバイスは至極真っ当です。
悩めるお姉さんにかけた言葉の一つ、「幸せになる努力をしましょう」は何気なく心に刺さりました。一転して致すまでの独特の雰囲気も言葉責めもまた妖しくてどうしてか心地よくて聴きいってしまいました。
お姉さん(リスナー)を見送ったあと、お店を閉めた後のオフの高山さんの独白や快適に暮らしている素の姿やネタバラシに当たるシーンも小気味よくて、付属のオマケ画像や外部になりますが補足も読むともっともっとこの人を知りたいと感じさせてくるような人物で、いくら掘っても掘っても底の知れない魅力を持つ人でした。別のIfや続編もあるので気になる方はぜひ。
思わずジャケ買いしたのですが初体験の恋人同士、ダウナーでマイペースな物書き…と設定もお話自体も上手にはまっている凄く素敵な作品でした…!
充くんのマイペースながらどうにかして彼女に応えようと行為への試行錯誤感、彼女と関係がうまくいっているからこそ安心して聞いていられる微笑ましい応酬が可愛くてたまりませんでした。
DTだからこその失敗も幾度かあるんですが、彼女(ヒロイン)にちゃんとそれは違う、ダメ、と態度で示されても一切怒らずへこたれず「え?これダメなの?」「ごめんごめん」とちゃんと謝ったり実況しながら(ダウナーなりに)奮闘してくれます。ごまかさずにちゃんと謝る姿がまた可愛いのもポイント。
そして急に「〇〇〇になりきる」と明後日の方向の提案と、その演技中の合間に漏れる充くんの素の本音がぽろっとこぼれたりどこまで可愛いんだこの生き物…と思いながら見守っておりました。
お試しじゃなく初めてをきちんと終えた二人のその後が凄く気になるので続編をこっそり期待しております…!
大学の元後輩、千乃くんと一緒にボランティア帰りに彼の家にお邪魔してゆっくり過ごすのが『始まり』。
おっとりとした人の好さそうな彼の職業は想像に難くない心理カウンセラーで、とある資格取得のために催眠の勉強をしていると会話のさなかに教えてくれます。しっかりと勉強をしているのは勿論、人の心を癒すための催眠療法です。
ヒロインが催眠や暗示といった類いのものには半信半疑な反応を示した先、千乃くんは「じゃあ試してみる?」と説明を始める…のが導入となります。
SEのタイミングと心地よさ、ストーリーの収まり方、キャストさんの演技、全てがこれまでにないほどに好みな作品でした。同人音声だからこそできる編集であったり詰め方の最高峰の一つに当たる作品だと個人的に思います。
オマケのネタバレ画像や設定、資料になる補足も(目を通すかはリスナーの任意ですが)用意されており、全部を知ったときの内容の濃さといったら…!!
タイトルにあるように”千乃くんが壊しているもの、壊したいもの”が何なのか、ぜひご自身でネタバレを目にして耳にして頂きたい作品です。
2024年05月12日
2024年05月12日
2024年04月25日
どちらもバチバチにやる気満々の肉食系、ヒロインが淫魔で相手は絶倫という設定。
飲み屋で見つけた自称絶倫男性と出会い、遊んでやろう、散々搾り取ってやろうくらいの気でいたのに絶倫くんが想定以上に絶倫すぎてまさかの淫魔側のヒロインちゃんがへばってしまう…という色々と抜群な逆転劇に近い印象。
涼介くんも淫魔としての本来の姿のヒロインに対して翼や尻尾にも行為中にいい感じに触ったり攻めてくれたりと、本当に体の相性が(ある程度涼介くんに分がある感じがするけど)ばっちり。
後半の同棲開始・体の関係だけじゃなくて精神的にもいちゃらぶな過程に入っていくのもまたよきです
2024年04月25日
2024年04月25日
2024年04月25日
2024年02月14日
バーチャルな世界でしか存在できないラビくんが、疲れ果てたヒロインに夢の中で会いに来る。
それだけでエモさを感じました。
マイペースにゆる~くかけてくる言葉が「本当はだめなんだよ?」とかなのですが、ルール違反をしてでも会いに来て慰めに来てくれるのは、愛というかヒロインの埋められない”寂しさ”に反応するのか、なんとも夢の中ならではの酩酊感というのかあらゆる曖昧さが作品のふわふわ感を手助けしています。
寂しさや疲れをいやすために「気持ちいいことしようね」とくっついてきてくれるのがなんだか無性に癒される。
だけど根幹的に寂しいのは実は電子の世界に囚われているラビくんのほうなんじゃないかなと思ったり。電子上の存在でしかない自分を強く強く求めてくれるヒロインだからこそ会いたくて夜な夜なこっそり抜け出してるのかなとも思いました。
2024年02月14日
2024年02月06日
作中のくっころ感というか、正確にはヒロインの超能力で無理やり色々感じさせられることに対して絶対に屈しはしない…!感なのですが、キャストさんの立知さんがお上手すぎて喘ぎやどうにか自分を制御しようと抑えている姿や声に物凄く色気が混じります。
生真面目な堅物男の予想外の色気にすごくドキドキします。
ヒロインのアプローチの仕方(?)からしてややシュールというかコメディな目に遭わされているのに、一方テオくんは終始職務を全うしようとする超真面目+天然さで笑っていいのかキュンとしていいのか情緒が迷子になりました(いい意味で)
無意識のうちにヒロインにだんだん絆されていく感もまた見物のひとつかと。看守と囚人、という関係の固定観念をぶっ壊してくれたお話でした。
少々特殊な設定やら展開ですが、ハピエンなので安心して聴ける作品だと思います。
2024年02月06日
スマホなので機械的というか正確で融通の利かなさそうなタイプなのかしら、と思いきや真逆の性格のわんこのようなスマホ彼氏くん。恋人なのに「ご主人様」呼びなのも子犬感たっぷり。
朝から晩まで、果ては勤め先でも尽くしてくれるのですが失敗もたくさんで、だけど内心たくさん反省しつつもめげないのはヒロインのことが大好きなのが根底にあるから…という癒される作品でした。
ジェードくんがヒロインか!ってくらい一途で健気でまっすぐなモノローグ多めなので、彼の考えていることがよくよくわかります。とにかくひたすら愛されているなあと思わされる110分+αでした。