八神さんは、たぶんこの演技が最適解だと私は思う。
討伐軍隊長という立派な役職、公の使命があるので、責任ある大人の男として仕事に誇りを持っていて、この義務のセックスも仕事として割り切るように振る舞うけれど、心から宝物に触れるように愛おしそうにキスする愛情深さたるや、真の男性の大きな愛って感じがします。前半こそ勇者の心を思うからこそ、素っ気ないフリ、嫌われる為の言動があるものの、勇者の表情や様子をかなり繊細に見ていて読み取る力が平均的な男性より高いです。
勇者が本心を言葉にした事でコミュニケーションがかみ合うようになってからは、安心させたり、ちゃんと気持ちよくさせる事に丁寧に時間を割き、触れ方も女性に喜ばれる質感を大切していて、勇者は俺にとって宝物なんだと言う事を色んな感度で伝えてくれます。スペックだけ並べた他のスパダリ作品なんて足元にも及ばない程のスパダリに大変身。非常に良い男です。
本作の演技のハマり方がすばらしくて、八神さんの他の作品を視聴したのですが、チャラ男や狂人より断然この作品が良かったです。もちろん私の癖もあると思うのですが、声の落ち着き方、身体のまん中にいる感じ的にご本人も無理なく人情的にフィットされていたのかななんて思うほどで、つまり、演技ではなく本物っぽいと感じました。