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社会での勉強を兼ね一般企業に勤める安西家のお嬢様、安西悠(アンザイユウ)29歳。
ストレス解消!と密約を結んだ信頼する執事、堂島(ドウシマ)(35)を使って日々お遊びに興じるのです。
今回のプレイテーマは「くすり」
さて、悠お嬢様のストレスは解消されるのか?
【プロローグ】
安西悠(29)。日本で名のとどろく大財閥、安西家長女。
なのに、、、
「なんで労働なんかしなきゃいけないのよーーー!!!」
「まあまあ落ち着いてくださいませ、悠お嬢様」
「なんでなわけ?いや百歩譲って、お父さんの会社で勉強とかなら分かるよ?」
「ええ」
「なんでよりによって、あのブラックとの悪名高い会社?しかも営業?!」
「それは、お嬢様が安西家のご息女であることを隠してお勉強なさることに意味がある、と……」
「それは聞いたよ!!」
「私もサポートいたしますから、ね」
「解せぬ……」
とのことで社会勉強が始まった悠であった。
想像通りの激務に加え、社内でのセクハラパワハラも無くなりきってはいないThe日本の大企業。
思ったよりも仕事が楽しくなってきた一方、、、
「堂島」
「いかがなさいましたか、お嬢様」
「ストレスがたまった。イライラする」
「あら、それは大変なことです。お会社でのことでしょうか?」
「ふざけんなって!なんだ!寄って集って女の子扱いしよって」
「女性として扱われるならば、結構なことではありませんか?」
「違うんだよ!なんかこうさあ、酒の席に行けば女の子らしく振舞い、ニコニコお酌して回るわけよ」
「はい」
「軽いセクハラとかされるわけよ」
「ええ?!」
「こんな状況でだ。女も男と同等にバリバリ活躍してほしいだ???ふざけんな!」
「ふざけるなー!」
「もっと女子社員の扱いをどうにかしてから言え!」
「そうだそうだー!」
「馬鹿にしてんでしょ」
「滅相もございません」
「だからね、私はこう都合のいい女扱いはごめんなわけだよ!それにさ!」
「止まりませんね」
「……いいわ」
「いいのですよ、思う存分に吐き出していただいて。堂島はいつまでもお付き合いいたします」
「そう」
「ええ」
「ならさ」
普段であれば決して侵すことのない堂島のパーソナルスペースに入り込み、私は言った。
「……はい」
「付き合ってよ。ストレス発散に」
「ですから、いくらでも」
「抱いて」
「……はあ~~?!?!だ、だだだ……」
「できるでしょ?それなりの歳した男の子なんだから」
「で、ででで出来る云々と申しましてもお嬢様」
「やってよ、ほら」
「い、いくらお嬢様の頼み事とはいえ……旦那様やほかの使用人に面目が立ちません」
「黙ってる。絶対悟られない。約束する」
「は……はい……」
ひょんなことからちょっくら歪んだ私たちの関係。
「……っんあ、どう…しまっ!」
「お嬢様……気持ちいいですか?」
「あ、あ、あ、あっ……きもち、いいッ!」
「よかっ…た……っ!」
「んんんっあぁ……!」
「ちょ…お、嬢様……そんなに締め付けられては…っ」
「だ…って……むり、あっ!もう、イく…!」
「わたくし、もっ……!ん、、」
「……い、ぃっ、あぁぁぁ!!」
最初は普通だった。いや関係は普通ではないけど普通だった。
なにが?そう、プレイが。でも、、、
「堂島」
「は、、、はい。お嬢様」
「マンネリ化してると思わない?」
「な、、、にがでございましょう」
「SEXよ!!!」
「お声を!!お嬢様!!」
「ごめん。思わず力が入ったわ」
「申し訳ございません、どこか至らぬ点が」
「いや、いいのよ。いいんだけどもっとこう……」
「……はい」
「アブノーマルなのもやりたい(にっこり)」
「そんなことを言われましても……!」
「これ、ほら私がよく見たりするAVとかちょっと見てみてよ。URLあげるから」
「あーちょちょちょ、勘弁してください!業務用ケータイはやめてください!」
「あ、そうかごめん」
「お嬢様……」
「じゃあほら、私用の教えてくれたら送っとくからさ、ね?」
「かしこまりました……」
こうして私たちの関係はより、歪み始めるのだった。