【小説版】天涯孤独な子犬くんはあなたナシでは生きられない ～ヤンデレ年下幼馴染の豹変ドSわからせえっち～

香月　理玖(こうづき　りく)　二十歳　大学二年生
　他人に感情を見せない寡黙なタイプだが、あなたと二人きりの時だけ饒舌になり甘えてくる。本来は慎重で理性的な性格であるものの、あなたのことになると暴走してしまうヤンデレっぽいところがある。
　父親同士が友人であったため、あなたとは子供の頃からの幼馴染だった。また、十五歳の時に両親を事故で亡くし近い親戚もいなかったことから、それから三年間あなたの家庭で育てられた。初恋の人はあなたで、子供の頃から今までずっとあなたのことだけが好き。「僕だけのお姫様」という意味であなたをずっと姫ちゃんと呼んでいる。元々一途な性格であったのに加え、天涯孤独の身となったことからあなたに依存し、あなたのいない世界など生きていても意味がないと思っている。
　十七歳の時にあなたにキスをしてしまい、そこからずっと避けられていた。一度距離を置いて、大人になったらもう一度きちんと告白しようと思っていたが、あなたがボストンに移住する話を聞いて取り乱しマンションに突然押しかけてしまう。世界のすべてであるあなたに捨てられたら、もう自分は生きていけないと本気で思い詰めている。

あなた(姫ちゃん)　二十七歳
　両親のいない理玖のことを弟のように可愛がっていたが、キスをされて以降理玖のいる実家を出て一人暮らしを始め距離を置いていた。突然現れた理玖が大人になっていたことに驚きを感じているが、弟のような存在であった理玖に性愛の対象として見られることに抵抗も感じている。
　自立した大人の女性だが、実は真正のドMでパートナーに巡り合えなかった。自分の性癖に悩んでおり、誰かと心から通じ合うことは難しいと感じ、恋愛に関しては億手で拗らせている。