十日後に実体を手に入れる幽霊と同居している件について

【登場人物】
私(あなた)
…独り身の社会人女性。人並みに明るくて元気なタイプ。気が強めでちょっとだけ狂暴(?)な一面も。伸びてきた髪をそろそろ染めに行きたい。

秋都(シュウト)
…透明の身体を持った幽霊の成人男性。大柄かつ筋肉質な体格に暗めの茶髪と柔和な顔立ちをしている。ワンコ系な性格で甘え上手な面もある。主人公に存在を認識されてから実体化が始まっていく。

佐渡(サド)
…冥土の管理局に努めている役人。瘦身に黒いスーツを着て、黒髪に黒眼鏡を掛けた胡散臭そうな男。(本編後半で登場/主人公とは絡みなし)


【あらすじ】
ある夜、主人公(あなた)の目の前に現れたのは見ず知らずの幽霊の男。彼は人の良さそうな顔をしながら、純粋な好意を抱くと同時に不埒な下心を隠し切れていなかった。
「僕にも詳しくは分かりませんが…。少なくとも、君が引っ越してきた一カ月前にはもう居ました…」
「それじゃあ…。私の生活をその間ずっと見てたの…?」
「………」
「ゆ、許せない…っ」
原因不明の実体化が日に日に進んでいく中、秋都と名乗った男は様々な理由にかこつけて、あなたの身体に手を出したがる。二人で取り決めた約束事は破っていないと言い張って、キスされて、胸も触られて、果てはオナニーの手伝いまで……。半透明の巨根の興奮を治める為に、おま〇こも勝手に使われて……。
「この変態…っ!」
「本当にごめん…。何というか、出来心だったんだ…」
スケベな行為を拒否したいのに、飼い主に甘える大型犬のような男にうっかり流され続けてしまう毎日。何故かあなたの過去を知っている彼には少なからず秘密があるようだが……。透明の幽体が少しずつ生身の人間に近付くにつれて、眠気や勃起など身体に異変が現れ始める中、二人の関係は一体どうなっていくのか……。


【二人暮らしにおける約束事(十箇条)】
その一、寝込みを襲わない。
その二、風呂を覗かない。
その三、着替え中も覗かない。
その四、趣味の時間は邪魔しない。
その五、トイレは立ち入り禁止。

(以下は秋都の要望を取り入れたもの↓)

その六、おはようとおやすみはちゃんと言う。
その七、二人の時間も大切にする。
その八、悩み事や相談事をなるべく抱え込まない。隠し事もしないようにする。
その九、門限は平日休日問わず午後十時。
その十、寂しい夜に限っては添い寝を許可する。


計99p(本文97p/キャラ紹介など2p)

※ネームレス作品です。
※一日目～十日目の十セクションに分かれています。
※覗き見、電マ、同意なく挿入、空イキ(男性側)、拘束セックスなどの描写があります。
※ハッピーエンドです。