ハナミズキの庭～人生を諦めた私がカミサマと過ごす最後の日～

「あーもういい、だるい。お前生きてる価値ねぇよ」

付き合っていた人から言われたその言葉は、たとえ彼への気持ちが無くなっても刺さったままだった。
全てに絶望したあなたは、意を決して深い山奥へと足を踏み入れる。
そんな山の中で見つけた小さな祠とその傍に佇む庵。
そこに住むのは、人々に忘れられた美しい土地神「ミズキ」。

「精気を吸われる」という名目のもと、毎夜彼に体を奪われていく……

【総トラック時間　112分】

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「逃げ出すことなど許さぬ。お主のすべてが、私のものだ。」
「こうして丸裸になったお主の背のなんと美しいことよ……」
「お主のいないこの場所に…… この世に…… 意味などあるのだろうか……」

山奥に住まう土地神　ミズキ
cv.かっぱガリ

今では人々に忘れられてしまっている土地神。祠に人が尋ねることはない。
山奥にある庵でひっそりと暮らしており、たまに人里へ降りることはあるが、
人々を眺めるだけで関わろうとしたことはない。
神妙な顔で祠に祈りを捧げていたヒロインを気に入り「精気を食らうための贄となれ」と、
ヒロインを庵に幽閉している。しかし、山の散策は共にゆく模様。

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あなた
cv.なし

モラハラDV彼氏と付き合っていたが、他の女性と関係を持ち続けている事を我慢できずに咎めたところ、「あーもういい、だるい。お前生きてる価値ねぇよ」という言葉を浴びせられて同棲していた家を追い出されてしまう。
全てに絶望し、もうすべてを終わりにしてしまおうと山奥へ身一つで向かった。
古びた祠になぜか惹かれて祈りを捧げていたら、突然現れた白髪の怪しげな男性にさらわれてしまう。
草花の世話が好きだったが、もとの家では彼氏が草花育成を禁止していたためにできなかった。