ベテラン勇者と悪い魔女～貴方をここから逃がさない～

――最近、涙を零しましたか?
もし、涙を零しきれなければ。
一晩だけ、この物語の中で涙を零しませんか?
　
　【人物】
◇アイン 34歳
正統派勇者。歴戦の勇者だが、世界を救うことしか今まで興味がなかった。
世界を救うために生まれ、育ち、人々の期待を一身に受けて、魔王を討伐した勇者。
この部屋に閉じ込められる前のことは覚えているが、
閉じ込められた理由は分からないままでいる。
聖女のことを心より愛していたが、魔王討伐が終わるまでは心に秘めていた。
誠実で真っ直ぐな男。

◇聖女 25歳
アインの旅に同行した聖女。
癒し、救い、力なき人々の幸福のために、全てを投げだして戦った女性。

　【リスナー】
◇魔女
記憶と言葉を失い、白い部屋に勇者と共に配置された。
ただ一つ覚えているのは、「勇者を外に出してはいけないこと」。
食べ物もないその世界で、貴方は勇者を生き永らえさせるために――。

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◇トラックリスト(約56分)
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01_光(06:19)
魔王を倒した直後。幾多の屍を超えて、勇者アインは魔王を討ち取った。
世界が浄化されていく中、アインは自分と共に唯一生き残った聖女に愛を伝える。
不器用な男の一途な願いは、叶ったかのように見えた。
「もう誰も、魔物に襲われることを恐れなくていい。みんなが当たり前に、安心して眠れる世界になるんだ」
「その――君さえ良ければ、俺と一緒にいてくれないか?」

02_敵意(10:09)【女性上位でのセックス】
白い部屋に閉じ込められた貴方と勇者アイン。
魔女である貴方の記憶にあるのは、アインをここから出してはいけないと言うこと。
そして、アインを生かさなければならないと言うこと。
その2つだけだった。
見知らぬ貴方に対して敵意を剥き出しにするアインに対し、
言葉を発することができない貴方は――
「聖女はどこだ? 彼女も、ここに囚われているのか?」
「まさか、俺に魅了をかけたのか?　くそ、やめろ!　今すぐ解け!」


03_懐柔(15:54)
ここにきて、何日が過ぎただろう。
貴方とアインの歪んだ関係は続いていた。
そんなある日、手枷から逃れたアインは、貴方の首を絞める。
それでも、何かの違和感を感じたアインは、貴方を絞め殺すことはできず――。
「お前の細い首なんて、こうして力をこめれば簡単に――」
「そんなに俺が欲しいなら、ああ、抱いてやるよ!こっち向け、舌を出せ!」
「愛のないセックスなんて。もうしないと思ってたんだがな――」

04_外れた枷(12:05)
意識が朦朧とする。もうすぐ魔力が底をついてしまう。
アインを拘束することができなくなった貴方を、彼は抱きしめて体を重ねる。
今まで貴方が彼にそうしてきたように、自分の魔力を貴方に注ぐために。
――貴方を愛していないと言いながら――。
「こんなところに閉じ込めて、無理やり体を重ねて。そうやって、俺を生かし続けるのは何故だ?」
「あっ――いや、勘違いするなよ。ほんの気まぐれだ。ちょっと、そんな気分になっただけさ」
「なぁ、おい、お前は魔女だろう?もっと、もっと強く、魅了をかけろよ!」

05_真実(07:41)
彼が部屋を出ていく。
――動くこともままならない貴方は、それをじっと見つめていた――。
扉の先に何があるかを、はっきりと思い出した状態で。

06_D.C...(02:33)

【おまけ】
・フリートーク(熊田乱様)(01:38)

※1:チャプター0に関しては過去の出来事であるため、他チャプターと音声処理が異なります。

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◇制作情報(敬称略)
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シナリオ:皇里奈/砂月美乃
イラスト&ロゴ:T奈
声優:
　アイン:熊田乱
ロゴ:T奈


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