これはあなたが監禁されているところから始まる物語ーー。
半年前のある日、カフェで働くあなたに運命的な一目惚れをした彼、本条綾斗。毎日カフェに通う彼とあなたは少しづつ言葉を交わすようになり、偶然にも帰りの時間が重なったり、近所のお店で鉢合わせしたりと接触が増えていくうちに、自然と仲良くなっていく。
しかし、そんな穏やかな日常は、あなたが引越しをすることになったと彼に告げた時から、終わりを迎えた。
「ーーへえ、君は僕の傍から離れるつもりなんだ。それだけは認められないなぁ」
一方的な監禁生活でなければ、何不自由なく愛情と包容力に満ち溢れた彼との生活。毎日彼の愛に包まれて、頭のてっぺんからつま先まで可愛がられていく生活にあなたの心と体は段々と絡め取られていく。
しかしあなたはまだ一筋の望み、彼からの逃亡を諦めきれずにいたーー。
彼の砂糖のように甘い愛は純愛か、それとも狂愛かーー。