作品内容
ちょっと不思議な純愛物語
は? 俺の聞き間違い……じゃないですよね?
いま、俺を性欲処理係に任命するって言いました?
俺、◯成年ですよ。犯罪ってわかってます?
……いやいや、文部科学省? の取り決めた制度とか知らないですし。
言葉の綾です。知ってますよ、その、生徒の意思をフルシカトした馬鹿みたいな制度。
導入されてもう十年くらいですっけ?
ほんっと、頭のおかしな制度だ……。
で?
先生様は、たとえ授業中であっても性欲処理が最優先される制度に、よりにもよって俺を任命したってわけですか。
へえ?
駅前のケーキ屋のシュークリームが好きってことくらいしか共通点のない俺をね。
いい趣味ですこと
先生は、それでいいわけ?
っはは、それでいいからわざわざ俺を任命してんだよな。
質問するだけ無駄だった。
清純そうに見えて案外淫乱なんだ?
……否定したって、結局はこの制度を利用してる時点で無意味だって。
政府と校長に言われて仕方なく?
……ま、真実がきっかけがどうであれ、先生はこの制度を利用し、そして俺を任命した。
それが真実だろ
はー……、だっりー。
ほんと、ねえわ。
政府も校長も、先生もいい趣味してる。
あんたたちみたいな大人にはなりたくないね。
先生をイかせりゃいいんだろ?
そんなの簡単だって
っなんだよ、その手。
……は?
ハグ?
…………嫌だ。
……だったらキス?
もっと嫌だ……!
こういうのは好きな相手とするもんじゃねえのかよ……。どうして……俺と先生が……
な……っ!
なにしてんだよ、おい、離せって!
ハグしたくないって言っただろ!
あた、当たってんだって……!
あーッ、もう!
わかった、わかったから!
顔に押し付けるのやめろって!
い、いきなりなんてことをするんだよ……!
窒息死するかと思った……。
……柔らかかったな
は、はぁッ?
揉めってどこを……ああいや、言わなくていいから!
そこだろ、そこ!
いま俺に押し付けてきた……、
おっぱい……。
だああ、もう!
言わせんなよ……!!!!