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「東方小春日和」 へのレビュー
2022年04月10日 kaiyare さん
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幻想郷の春を題材にした東方の2次創作短編小説集。 小説として、自然の風景の描写が非常に美しく、幻想郷の風景が自然と浮かんできます。 いい意味でテーマや展開が難解で「なんだこれ!?」っていう感覚がして「あの描写ってどういう意味だったんだろう・・・」っていう思いが記憶に残る。 難解だからこそ、それぞれの場面や描写の意味を頭の中で考える。それが結果として心に残る。 小説は、どうしてもわかりやすさを優先してしまうと「作文化」してしまう。そういった中で、難解さを重視する事で、多くの読者にウケるエンタメ性は無いのだけれど、一部の人間には刺さる。そういう作家性の確立に成功している作品です。 「わかる文章とわからない文章の間に存在する美しさ」。それこそが「日本語の詩の力」であり、そこがちゃんと効果的に全編通して機能していました。 「詩の言葉の力」を信じて文字を書いている。そんな作家主義性がちゃんと上手く行っている所が、「やっぱり信頼ができるサークルさんだなぁ」と感じる良い作品でした。
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