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イケメン同僚以来の購入ですが、やはり耳の弱い自分にはもはや毒と言っても過言じゃない、囁きの破壊力。
効果音も自前とは、凄い拘りようですね。
プロローグの氷の立てる音が心地よすぎて、本題に入る前から寝落ちしそうで焦ります。

スクリュードライバーすら知らないほどお酒に疎いヒロインですが、元々強くないと知って納得。
多少自分と重なる面もあって感情移入が捗りますが、それ故に彼女は前後不覚にさせられて大変な事に……。
束縛しないと言えば聞こえがいいですが、恋人が他の男と2人で飲みに行っても気にしないし、誕生日も忘れているような彼氏なので、元々関係が冷え切っているところに、強引だけど優しい男友達に慰められ、乗り換えてハピエンかなーとか呑気に考えていた自分が甘かったです。
(あらすじで察しろって話ですね。勘が悪くてすみません……)

家に連れ込まれて裸の写真を撮られ、脅迫されて向こうの思うがまま。
ヒロインが気絶している間も含めると、一晩で何回イってるのか……。
若さで済むレベルの回数じゃなくて、あまりの絶倫っぷりに震えました。
終盤の告白からして確かに愛はあるんですが、前述の脅迫や、休憩させてくれない、お掃除フェラ強要と、鬼畜な印象が勝ります。
「君の体、俺ので全部汚しちゃった」と囁かれるのが最高ですね。

いい友達を演じてた序盤のように猫被りが上手いなら、周囲に働きかけて外堀埋めてきそう。
ヒロインは「最近楽しくない」と言いつつ、恋人に未練がありそうにも思われましたが、まんまと子供を孕まされて彼にはフられ、ある事ない事吹き込まれた友人達に祝福されながら、結婚させられる未来が見えるようです。
ヤンデレを思わせる、実に鮮やかな計画的犯行で私にはご褒美ですが、ヒロイン視点では完全にバッドエンドですよね。
いつか彼の重すぎる愛に絆されて、幸せを感じるようになってくれればいいんですが……。