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「贈守誠の救済/下巻「解毒編」」 へのレビュー
2020年10月31日 悠季 さん
このレビューは参考になった x 4人
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全ての真相が明かされ、上巻での贈守誠の言動の真意が判明します。 前巻からすれ違ったまま、暗闇の中をさ迷い歩く状態が続いていきます。贈守の精神状態もかなり悪いです。個人的にはトラック4の行為中の贈守が一番好きです。 これまでの言動の真意がわかるのはもちろん、彼の感情の吐露がすさまじく、シナリオは当然ながら、三橋さんの演技もあり、とても心にくるものがあります。 トラック4の「どうして全部全部、上手くいかないんだよ」の泣きセリフから始まり、トラック6の真相判明に至るまで、ずっとハラハラと胸に迫る思いを感じながら聴いていたのですが、個人的にはトラック5が一番きました。彼が作中で一番感情をぶちまけているのではないかなと思うところです。今回、泣く場面も多く、三橋さんの感情のこもった演技に脱帽しました。 そして、すれ違いも解消されたその後の2人の甘いやり取りには、思わずほっとすること間違いなしです。 「根底には、必ず強い愛がある」 サークルさんの掲げるコンセプトですが、その通りの様々な感情、いろんな形の愛が詰めこまれています。 無印から始まり3作、とても素晴らしい作品でした。これから何度でも聴き返す作品の1つになりました。
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