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「【CV.冬ノ熊肉】Lúst pəˈrād (ラスパレ)vol.04 元カレ×盲愛×偏執」 へのレビュー
2023年09月27日 鞠緒 さん
このレビューは参考になった x 17人
たった1つのタイミングのズレや、ボタンの掛け違い。 そこから生まれる歪が執着や憎愛として形を成し、渦巻いていくストーリーを描いたシリーズもついにラストの4作目。 元彼との半年ぶりの再開。 付き合っていた頃は自分を好きでいてくれているのかさえわからなかった人に、どうして今になって…というぐらいの優しさを見せられたら困惑してしまうよね。 それでも最後のキスを受け容れてしまったのは、まだ彼の言葉で燻り揺れてしまう自分の中の気持ちへと、区切りをつける為でもあったのではないかと思います。 そして目を覚ませば彼に組み敷かれ、奥底にまでその愛を迎え入れてしまっているという現実。 抗えば彼の手と想いに何重にも絡め取られ、引き戻されて。 「家族になろう」という言葉の真意を測れぬまま一方的にぶつけられる精と執着に、正直ヒロインと共に頭の中を疑問符で埋め尽くすことしか出来なかったよね。 「大切にしたいけど、どんな手を使ってでも手放したくない」 そんな相反する己の欲と欲のせめぎ合いに葛藤し、苦悩する透真さん。 期限付きで一緒に過ごしていく中で見えてくるのは、先出しされる結果とそこに至るまでの過程の順序が、逆なのだということ。 与えてくれる言葉も想いも、それに伴う行動も、逆回しにしていけば何一つお互いが傷つけ合わずに済んだんだよね。 ちぐはぐに藻掻く事しか出来ない不器用さが、いっそ愛おしくなってきてしまうんだよなぁ。 わりと酷い事をされているはずなのに、もうラブコメにしか思えなくなってきてしまって和んでしまった私がおりました。 最後の最後まで違うそうじゃない!とツッコまずにはいられなかったけど、隣で軌道修正してあげなきゃと思わせて離れられなくなってるのがズルい。 そんな俺のことを好きでいてくれるところが好き、なんてデレられたら、諸手広げて抱きしめてあげるしかないじゃんね!? ド天然の策にハマってしまった感否めないなぁ、もう!!
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