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みんな好きでしょ、彩さんの甘く切ない声と激しく求められる声。

一颯くんとヒロインは元々同じ高校に通っていて仲も良かったが、大学進学を境にヒロインは一颯くんを避けるように。それから1年後、ある部屋で2人が再開するところから話が始まるのですが…

部屋ではヒロインは眠っていて、一颯くんはヒロインのことを思いながらこうしよう、ああしようと言いながら目を覚ますのを待っているのですが、そこが無性に切なく聞こえて、ずっとヒロインの事が大好きだったんだろうなと感じられて、胸がぎゅうと締め付けられた。

ヒロインは普通の人間で一颯くんは上位種族のピアリア。身分が違うから、優秀な彼とは釣り合わないから、と考えて避けて。でもヒロインもずっと一颯くんのことが好きで。でも周りからの目が怖くて、一颯くんに迷惑をかけたくなくて。自分から離れる前に素直に全部想いを言ってしまえば離れなくてもよかったかもしれない…なんて色々考えると切なくって。でもこういうのみんな好きじゃん…身分差があって、両片想いで、すれ違って、切なくて、とか好きでしょ?私は大好き。

想いを確認しあってからゆっくりと甘い時間が流れていくのですが、キスからもう一颯くんの色気がすごい……落ち着いた声でとろけるような甘い言葉をたくさん降り注いでくれます。可愛いとか大好きとか愛してるとかいくらあってもいいですから。ここにあったよ幸福感…

一颯くん、ヒロインを大事にしたいから行為中はずっと優しく尽くしてくれるんですが、ヒロインが「好きにしていいよ」と言うとそこから理性が効かなくなって、激しくたくさん求めてくれます。交尾って言葉ってそんなにエッチに聞こえるんだ…って…耳舐めもたくさんしてくれます。激しいプレイがあるわけでないのですが、ずっとドキドキできます。

ふたりのこれからが楽しみだなぁ、と思える作品でした。
想いが通じ合ったふたりの幸せが永遠に続くことを願って。