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「姦姦蛇螺に堕ちる。~神様との番契約~」 へのレビュー

神社の森には何が棲む?

2023年07月23日   TUKUNE さん

このレビューは参考になった x 13人

ネットミームとなった有名な怪談『姦姦蛇螺』からの自由なバリエーション。基本(数人で立ち入り禁止の山に侵入、蛇と人の融合した怪異、6本腕)を踏まえて、怪異の♂化など適宜に付加とアレンジがなされています。

田舎に帰省した大学生のヒロイン。中学時代の仲間4人で集まって、軽い気持ちで村の神社の森に肝試しに向かいます。

「大人から入ることを禁じられていた」森。
神社の祭事の、定式から外れた奇妙な行いの話。
異様に厳重な、有刺鉄線と注連縄が巻かれた境内と森を仕切るフェンス。

~積み重ねられる語りと情景が、読み手を怪奇譚の空間へと誘う手堅い演出。

そして、来てはならない場所を侵した者達に、次々と異変が降りかかります。
意識を失ったヒロインが、次に見知らぬ座敷で目を覚ました時、彼女の上には異形の美青年がのしかかっているのでした。それは、蛇と人の融合した、六本腕の怪異。

若く可愛いヒロインは魅力的に、異形の蛇螺様を、妖異の穢れを感じさせないキレイ目な存在として表現している、達者で整ったキャラクターデザインと作画☆ ワカメ頭の異種の美青年っていいですねえ☆

六本の腕、蛇の長い舌にヘミペニスの豪華装備を駆使してヒロインの身体を貪る、怪異の執着そのままの執拗な行為描写、突然の出来事に困惑しながらも、怪異の性戯に敢無くイキ沈む女…しっかりえっちです☆

女の子は、小さい時分にこの森で姦姦蛇螺と遊んだことがあり、その時「また遊びに来る」と約束してしまっていたのでした。その時は、それを知った家族に止められて、彼女は再び森に行くことは無かったようなのですが…

そこから10年以上も憶えていて、待ち構えている蛇の執着恐るべし☆
怪談の季節に楽しみたい、ホラーテイストの執着責めの一篇☆

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