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「藤谷さんの寵愛お世話に溺れるまで」 へのレビュー

オススメ! がるまにの執着男子は実在するのか(驚愕☆)

2023年08月11日   TUKUNE さん

このレビューは参考になった x 126人

今回のTHE猥談は、男の歪な愛と執着に、逃れようもなく引き戻され順応してゆく女の顛末。基本、サンプル9枚目の、男が吸血鬼の迫力でヒロインを捕獲する画でピンと来るなら間違いは無いです。
漫画は、商業TLで活発に作品を発表されている作家、道外コノメ先生。

就職から間もない東京勤務の時に交際していた彼、年上のイケメン上司との、至れり尽くせり完璧な「お世話してもらうだけ」の関係。何も返せない自分に自信が無くていたたまれずに、こちらから別れを切り出して地方に転勤したヒロインですが、そこに、その彼が赴任してきたのでした。
この展開はちょっとホラーです★

どこまでも穏やかに接してくる男。粗暴さは微塵もありませんが…やんわりと語っている時も、激しい行為の最中にも、彼の眼は全く笑っていません。それは獲物を見据える蛇のような圧。

ヒロインの頭と身体の中では、かつての交際時の甘やかされた日々、巧みな行為で快楽に咽んだ甘美な記憶が燻ぶっています。それは他では埋められない欲求。

冷感漂う男の表情との対比で強調される、女の余裕無く崩れた顔、描線で捉える女体の柔らかな肉感、立ったまま噴かされるえげつないガニ股の潮吹き…慣れた筆で描かれる、ハードで淫靡な眼福の場面☆

快感に悶え撓む生々しい女の肢体、終わりのない突き潰しの快楽で、彼女も変わっていきます。男に自分からしゃぶりついて「(こんな悪い子に)お仕置きしてください」…煽られ昂ぶる男。

ふたりの間で役割の合意が成立したようですね☆

君は「俺でいっぱいになって」「管理されて」「世話してもらうしかない」と宣言して、改めて彼女に自身の存在を注ぎ込む、わからせの夜。
女は、男に突き揉まれひたすらイキ果て続ける「彼だけのモノ」へと…

男の執着の圧と氷の熱量にひしがれて、形を変えてゆく女の心と身体。
それが、女が愛されている自信を得たかのようにも見えてくる逆説。
異端の愛の形を描いた良作☆

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