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「籠絡令嬢メイド堕ち」 へのレビュー

オススメ! 地に落ち泥に塗れる令嬢の誇り

2023年12月23日   TUKUNE さん

このレビューは参考になった x 14人

借金で傾く小貴族の実家を救うため、自ら悪い貴族の屋敷での奉公を志願したお嬢様。
彼女に降りかかる、いやらしい、容赦の無い性的な玩弄…

商業・同人双方で活発な活動を続けているベテラン作家の2023年冬の新作は、新しい戦線、欧州風世界のお屋敷のメイドです。
全編オールカラー。水彩感覚の色味を抑えた彩色、マットにハイライト一刷けで発現する滑らかな肌の質感、ヒロインの美しい純白の肌に差すグラデの紅で通う血色の生気、匠の技です☆

性根の曲がった屋敷の主人が、口実を設けて加えて来る、時と場所を選ばぬ性的な折檻。こんな事が途切れなく一月も続いています。
出口の見えない日々、纏わりつく精液の臭いと絶望感。しかし彼女は一筋の希望を信じて、まだ折れてはいません。

作品のメインは最初の夜の情景です。野卑な男が清廉な美少女を嬲り穢す、経過を丹念に辿った進行が、読んでこちらにも喰い入って来ます。

手鎖拘束で抵抗できない娘の肢体を、いいように押し広げて愛撫でいたぶる、男の執拗で嗜虐的な行為。
紡錐形の美乳を掴み歪める男の手は、まるで女子の自尊心を直に汚し踏み躙るかのよう。
三所責めの刺激にのけ反る顎、攣り顫えて宙を蹴るニーハイ白タイツの脚…観てみたいと夢想したあぶな絵の情景が、画面に実現しています☆

対面座位で、身体の奥から涌いてくる性的な刺激に戸惑う彼女。感じてしまう身体と嫌悪し拒絶する心の、対照と葛藤を映したコマ。深奥に注がれる精液が齎す本能的な快感と嫌悪感、相反する感覚に顔を歪め耐えるクライマックスの表情、富士やま作品ならではの味わい深さです☆


零落の令嬢に降りかかる悪意の性戯を、イマジネーション豊かな画で描いた作品。これは良いものです☆

最後、屋敷には他にもメイドがいる事が判明します。彼女達もまた、屋敷の主に犯され囲われている存在です。
皆、主人に対しては悪感情しか抱いていないようですが…

さて、ここからどうなる?

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